なでしこ

ブラス!のなでしこのレビュー・感想・評価

ブラス!(1996年製作の映画)
4.3
再鑑賞。
音楽を愛する人には是非オススメです❗️

舞台はイギリス、閉鎖間近の炭鉱の町、グリムリー(架空の町、但し作品はとある楽団の実話をもとに制作)。

この町の由緒あるグリムリー・コリアリー・バンドというブラスバンド楽団の団員が炭鉱閉鎖目前に、生活に追われながらもコンクールに挑む。
当時のイギリスの社会風刺もわかり、厳しい生活の様子など複雑な気持ちになります。

私は自分も音楽をやっていたので、歌や音楽の力で人生を切り開いたり困難を打破する作品が好きで、クライマックスの演奏場面で鳥肌が立ったり涙が出る作品は最高だと思っていますが、これもそういった作品の一つです。

ブラスバンドコンクールで地区大会に勝ち、次は全英大会の優勝を目指しつつも楽団員の多くが働いている炭鉱が廃坑になることで失業となり音楽どころかそれぞれの生活も不安定に。そして指揮者ダニーも病に倒れ、バンド存続の危機に…。
決勝はどうなるのか、見どころです。

団員たちのありったけの思いをぶつけたクライマックスの演奏、ウィリアム・テル序曲からのエンディングの威風堂々は心に響きます。
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