Jimmy

暗黒街の弾痕のJimmyのレビュー・感想・評価

暗黒街の弾痕(1937年製作の映画)
3.8
フリッツ・ラング監督が描いたボニー&クライドっぽい映画。

ジョーンという女性(シルヴィア・シドニー)は、職場で「結婚するから2週間居なくなる」という話をしており、ジョーンの姉が結婚を反対している男というのが、銀行強盗の犯罪歴のあるエディ(ヘンリー・フォンダ)だった。
ただ、二人は本当に愛し合っており、エディも「今後は真面目に暮らす」と決めているにも拘らず、理不尽な理由で職場を解雇されたりしているうちに、ガス攻撃して銀行の現金輸送車の強奪事件が起こる。
その現場に残されていたのが、エディの帽子だったことから、エディが死刑囚として収監される。
電気椅子にかけられる直前、エディは銃を用意されたので医者を人質にして、脱獄を企てる。
まさにその時、沼に沈んだ現金輸送車と真犯人が発見され、エディは恩赦を受けて、晴れて自由の身になる連絡が入る。冤罪が晴れたのだったが、エディを説得しようとした神父を撃ち殺してしまったことで、エディとジョーンが車で逃走することになる。
そして………。

皮肉な哀しいドラマであった。
テンポ良く進む物語に心奪われて、じっくりと観ることが出来た傑作。
Jimmy

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