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バンディッツのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

バンディッツ(2001年製作の映画)
4.3
オレゴン州立刑務所で知り合った、タフガイのジョー(ブルース・ウィリス)と心気症に悩まされるテリー(ビリー・ボブ・ソーントン)。
正反対のタイプながら強い友情で結ばれた二人は、スタントマンでジョーの従兄弟ハーヴィー(トロイ・ガリティ)を仲間に加え、銀行頭取を襲撃前日に人質にして翌日の早朝開店前に銀行に襲撃して人質を取らず華麗なテクニックで銀行強盗を続けていく。
そんなある日、彼らの前に平凡な主婦生活に飽き飽きしていたケイト(ケイト・ブランシェット)が現われ、仲間入り。
マスコミに追いかけられ、一躍ヒーローに祭り上げられる中、ケイトはジョーとテリーを同時に愛してしまうようになった。
そのことで2人の友情は揺らぎはじめ、そして旅の最終地カリフォルニアに。
最後のヤマの行方は、どうなるのか?
エルモア・レナード原作のようだが、エルモア・レナード原作ではないクライムコメディ映画。
タフでカンが鋭いタフガイのジョーと神経質で心気症に悩まされているテリーの「お泊まり銀行強盗」が、スタントマンのハーヴィーとコンビを組んでスマートに銀行強盗を成功させ2人の夢である「アカプルコのホテルを買い取ってナイトクラブをオープンする」を実現させようとする前半は、ジョーとテリーの対照的なコンビが緻密な調査と人間的な魅力でスマートに銀行強盗していくクライムコメディ。
夫に蔑ろにされ家出したケイトが、ジョーとテリーの仲間になって、ジョーとはポニー・タイラーの歌の話で意気投合して、テリーとは逃避行の中で惹かれ合い恋してしまったことで、ジョーとテリーとケイトの三角関係と「お泊まり銀行強盗」の決着が描かれていく後半はラブコメディとクライムサスペンスとブルース・ウィルスとビリー・ボブ・ソーントンとケイト・ブランシェットの名演技とポニー・タイラーの名曲が組み合わさり、ユーモラスなロードムービー的なクライムコメディ映画。
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