メタ壱

SLAM DUNK 湘北最大の危機!燃えろ桜木花道のメタ壱のレビュー・感想・評価

4.0
劇場版スラムダンク、第三作目!
海南戦での敗北の責任を感じ丸坊主にした花道。
そんな折、湘北に対しマイケル率いる緑風高校のバスケ部から練習試合の申込みが。
設立間もないチームに油断していた湘北のメンバー達だったが、緑風は全国レベルの選手たちを集めた強敵だった!…というお話し。

スラムダンクの映画は時間の関係もあり試合自体が描かれる時間は少ないですが、その分毎作品、しっかりとしたテーマが作品に込められています。

そして本作のテーマは“心”。

スポーツにおいて心やメンタルは、フィジカル面と同じくらい重要な要素。
本作はそうした心の部分にフォーカスしていました。

海南戦の敗北にそれぞれが責任を感じている湘北メンバーたち。

そんな彼らをメンタル面で後ろから支えている小暮先輩に焦点が当たるのもとても素敵。

海南という強敵に負けた湘北に対し今一番必要なのは自信を取り戻す事。
それを理解しメンバー達を後ろから支える小暮先輩は、普段試合にはあまり出れないけれど、湘北バスケ部にとってとても重要な存在だったりします。

例え試合には出れなくても全ての選手がそのスポーツにおいて主役なんだというメッセージが、この作品からは強く伝わってきました。

そしてそれはバスケそのものを楽しむという最も重要な心に繋がっていきます。

他人と競い合うものでありながら、全ての人が輝けるスポーツって本当に素晴らしいものだと思います。
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