月の砂漠の作品情報・感想・評価・動画配信

『月の砂漠』に投稿された感想・評価

青山真治も中上健次も大好きなので、青山が中上フォロワーであることを考慮した上で観ると、すごく楽しめる。普通に『ユリイカ』より好きかもしれない。
いやー映画はいいですねー。
CLEO
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うーん、分からん。よくバカにされる時の日本映画ってこれのことでは。ずっとボソボソ話してるのに急に怒鳴り出す。それとは別に台詞と発声が固い、というかクサい。テーマも演技も上滑りしている。演出の技法ばか…

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4.0
難解。でも、なぜか理解できる。
ショットの上に物語が成立している。
田村正毅の素晴らしさに改めて感嘆。
孤独は所詮、他人では埋められない。人は永遠に淋しいまま。本質的には独り。
y
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庭でとよた真帆が倒れる
庭で永井さんが鶏を手で掴む
その二つのアクションがこの映画の勝負だと語っていたらしい

会話シーンを極限まで張り詰めさせる、裏で鳴っている室内のシンとした環境音

空気を抜…

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nottam
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夏目漱石の「行人」から連なる現代人の孤独と病い
蜃気楼のように消えていくかつての美しい思い出や風景
誰もが本当に欲しいものは何も手に入らないまま、ひたすらキャラバンは進む

「死ぬか、気が違うか、そ…

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フランス映画祭で特別上映。パシフィコ横浜メインホールにて。公開日未定。青山真治のティーチインあり

「嘘でもいいから、なんか本当っぽいこと言って」

月までの距離、人と人が繋がるために形骸化した家(族)という形を取り戻そうとするが、まずは息子を縛り付けている父親を殺し、女を寝取らせることによって、…

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このレビューはネタバレを含みます

収まる男、収まらない男

青山真治が『ユリイカ』のあとに撮った作品。前作と同じく「再生」をテーマにしながらそのアプローチは大きく異なる。

大きな軸としてはIT起業家である永井が一世風靡したあと凋落…

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3.7

物語に先立ってショットがあり編集がそれを統御する、21世紀では珍しい作家主義的な映画。ベッドシーンや発砲と満月の切り返し 、モニターのカットなど商業映画では許されない奇抜な編集が楽しい。
田舎へ移動…

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4.5
傑作。捻れた1人のキャラクターが現代社会的な構造に登場する事で生まれるケミストリー。

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