3つの家族をもったカーンの私生子である息子ナサニエルが、父の足跡(建築)を辿り父のことを知るため関係者、建築家、親族などを訪ね撮影していったドキュメント。
カーンの人となりに焦点を当てているので建築関係者でなくても比較的見やすい内容となってる。
フィリップジョンソン、ペイ、ゲーリー、ドーシなどなど建築家たちもチラリと出演してカーンを振り返る。
特に印象的なのは、映画終盤で訪れているバングラデシュ国会議事堂のエピソード。
ルイスカーンを知れば知るほど、まるで物語の世界の人物のようなエピソードが沢山出てきて、本当にそんな人物がいたのか?という気持ちになる。
2時間と長丁場な映画だけど、美しい建築が好きで、建築家を知りたいという人に是非見て貰いたい映画。