スティーヴ・マックイーンの遺作。
実在した、現在の賞金稼ぎの物語です。
過去30年間に1万人もの犯罪者を牢に送り込んだという賞金稼ぎラルフ・ソーソンの話を基にしています。
保険会社の依頼により、仮釈放中に逃亡した者あるいは逃亡の恐れのある者を捕らえて牢に送り込むのが仕事。
彼の獲物は人間。
一度狙った獲物は決して逃がさない。
この実在の人物を演じたのがマックイーンなんです。
通称「パパ」といわれる彼はシカゴの地下鉄高架線のパンタグラフにぶら下がったり、トラクターとトランザムのチェイスを見せたり、派手な銃撃戦を見せてくれたり、まさか直後に亡くなってしまうとは思えないアクションシーンをスタントなしで見せてくれました。
また、家庭に戻った「パパ」は実に優しい表情を見せ、まさか突然に始まってしまった妻の陣痛に四苦八苦しながらも分娩を手伝ったりします。
いろんな表情を見せてくれた彼の突然の訃報には驚いてしまいました。
もちろんこの作品、めちゃくちゃ面白い娯楽作品です。
一気に観れてしまいますよ。
お勧めです!!