なすび

パプリカのなすびのレビュー・感想・評価

パプリカ(2006年製作の映画)
4.0
今ごろ!こんな有名な映画を初めてみた!そういえば前ふだん全然映画とかみない友だちに最近なんか映画見た?って聞いたらこれと花束みたいな恋をした見たよって教えてもらった。その時からちょっと見たいなって思ってたよ!今度花束💐もみよ。

おもしろかったー!全然ダレない、テンポが良くてサラッと見れる!見る前もっとゴリゴリに前衛な映画かと思ってたけど、前衛な部分もあるけどちゃんとエンタメで見やすいみたいなバランスがよくて、どんな人にもおすすめしやすい映画だった!!

私がアニメをあまり見ない理由として、アニメの人間の描き方の、美化するというか、目を大きくしたりかわいらしい感じにしてどこか現実の人間離れした顔になるのがすごく苦手というのがあります。それが人間の美の理想みたいになってるのもいやで。でもこのアニメは人間がむしろ醜さを強調されているところがいい。醜さは個性につながる。私は個性があるキャラクターが好きなんだと気づきました。なんか完成された美みたいな顔とかつまんねーじゃん。。と感じてしまう派みたいです。(だからたぶんテレビに出てる美人と言われてる人の顔が好きになれない)(あと2.5次元!とか言ってチヤホヤしてるのも謎。なんでもともと3次元の人間が0.5次元格下げされて喜ぶんだよ。私なら3.5次元!とか4.9次元ぐらい盛り盛りの個性で魅力的だと表現されたいわ)

はじまり方が最高!唐突だけど、映像の力で人々を物語に惹きつける。その後も説明的なセリフより、登場人物がどんな人であるかを分からせるような会話や動きで、早い段階なのに何人かのキャラクターをもう配置できてる。映画という限られた時間のある物語の中で、いかにこれを素早くやるか。まるで連続ドラマの第6話まで見てきたように自然に馴れ馴れしさを浸透させて、この人の人柄は知ってる感を観客に植えつける。太ってる人のファミレスでの食べるシーン感動なのであります。

筒井康隆読んだことないから読んでみたい!
そういえば人形の群れが山になってどんちゃん騒ぎして練り歩いてるシーンは『ジャズ大名』だ!と思ったら同じ原作者だったのね。

赤と緑!!!

パプリカ役の声優、林原めぐみさんの声めちゃすきだ…😳🫑この人コナンの灰原さん、綾波レイ、ポケモンのムサシの声もやってるんだ!すご〜〜〜。落ち着いたセクシーな声!

夢の中の化物たちが話してる意味が通ってないけどやたら語感がいい言葉たち面白い!これはやっぱり筒井康隆の原作のものでしょうか?さすが太陽天秤座らしいというか、バランスの取れた美しい文章。(今敏監督も太陽天秤ですね)「魂の肥満はダイエットいらず」「ややスパイスに足らず。欠如はパプリカ?」「ゴミ箱みたいなデブが世紀の天才だなんて」お気に入りです!

進撃の巨人みたいになっちゃった理事長ワロタwwww

夢の中で出会った人たちとパソコンで交信できるの憧れる!てかよく考えたら夢のなかでパプリカみたいな女の子と出会えるのも最高だよね、私の夢なんてほとんど会ったことある人たちしか出てこないし、大体誰かに追いかけられたりする悪夢😣💦
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