シリーズ4作目。宿敵かつ盟友のアポロの仇討ちの為にリングに上がるロッキー。
対戦相手のドラゴはソ連の選手で、当時の冷戦下の状況が色濃い。アポロの死も描かれるし、話自体はシリアスなはずなのだが、いかんせん演出のノリが軽い。ジェームス・ブラウンの生歌に乗せてウキウキで登場するアポロもだし、ロッキーのトレーニング風景でも至る所で80'sロックが流れる。変な人型ロボットも出てくるわだし、やっぱりこの辺チグハグだよな。
ロッキーVSドラゴの戦い。いくら叩きのめしても立ち上がってくるロッキーのタフさに、ドラゴもついに恐れを隠せなくなる。「殺人マシーン」とも言われた彼がやがて国ではなく、己の誇りの為に戦うようになる様は胸が熱くなります。
随所の演出が嫌いではないがストーリーとは合ってないし、ちょっとあの大団円もどうかと思う。でもシルベスター・スタローンとドルフ・ラングレンの一騎打ちはやはりカッコいい。見所がないわけではなかったですね。