ゆきゆき

ロッキー4/炎の友情のゆきゆきのレビュー・感想・評価

ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)
3.6
シリーズ4作目。宿敵かつ盟友のアポロの仇討ちの為にリングに上がるロッキー。

対戦相手のドラゴはソ連の選手で、当時の冷戦下の状況が色濃い。アポロの死も描かれるし、話自体はシリアスなはずなのだが、いかんせん演出のノリが軽い。ジェームス・ブラウンの生歌に乗せてウキウキで登場するアポロもだし、ロッキーのトレーニング風景でも至る所で80'sロックが流れる。変な人型ロボットも出てくるわだし、やっぱりこの辺チグハグだよな。

ロッキーVSドラゴの戦い。いくら叩きのめしても立ち上がってくるロッキーのタフさに、ドラゴもついに恐れを隠せなくなる。「殺人マシーン」とも言われた彼がやがて国ではなく、己の誇りの為に戦うようになる様は胸が熱くなります。

随所の演出が嫌いではないがストーリーとは合ってないし、ちょっとあの大団円もどうかと思う。でもシルベスター・スタローンとドルフ・ラングレンの一騎打ちはやはりカッコいい。見所がないわけではなかったですね。
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