クリストフォルー

ロッキー4/炎の友情のクリストフォルーのレビュー・感想・評価

ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)
3.5
「クリード 炎の宿敵」や再編集された「ロッキーvsドラコ」から遡るかたちで、この「ロッキー4/炎の友情」を観返すと、日本公開当時の、えもいわれぬ気分が甦ってきた。
サバイバーのヒット・チューン"♪ Eye of the Tiger" が刺さった「ロッキー3」も、それなりにノレたし、サマーシーズンに熱い映画を観るのも悪くないと思ったのだが、なんだか時代に媚びたような、ムード先行の展開を、醒めた目で見ざるを得ない鑑賞だったと思う。
今観ると、時代を先取りし過ぎるAI搭載ロボットの登場、ショーアップされたスポーツ興行シーン(JBがノリノリ)など、本気かおふざけか判らないが、後半の対決シーンとのメリハリもついているし、東西冷戦の終結へと向かう伏線のようなクライマックスも、いまなら説得力がある。
なにより、「ロッキー/クリード」シリーズが、ワイスピのような”ファミリー化映画”になる原点として、観ておく価値があると思う。
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