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ロッキー4/炎の友情のtoriten45のレビュー・感想・評価

ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)
3.1
私にとって初ロッキーがこれ。強敵と書いて「とも」と読むアポロも本作公開時に映画館で初めて知りました。ついでにいうとジェームズ・ブラウンを知ったのもこの作品で。“Living in America🎶”はラジオやTVでよく流れてたのを記憶しています。

ドン底から這い上がって世界ヘビー級チャンピオンと成り上がったロッキー・バルボアはすでにリングを遠ざかって何年も経つのに、強烈なバンチ力を誇るソ連のイワン・ドラゴと戦うことになってしまう、という話。

当時('85)は冷戦真っ只中でレーガン政権時代。米vsソの縮図を2つのエキシビションマッチに詰め込んだ演出は当時のアメリカ人が喜びそうなステレオタイプに満ちていて正直安っぽく感じちゃいます。でも当時のアメリカ🇺🇸ではこの演出がかなり効いてました。

公開当時、私はアメリカ南部の映画館で鑑賞しましたが、ラストの一戦でロッキーが反撃に転じると、客席の中には興奮して立ち上がったり歓喜の声あげてる人が多数。私は1人それを冷ややかに見ていました。我々の祖先はこんな国に戦争で負けたのね。

それでも今回再鑑賞してみて、ラストのロッキーのスピーチにはジーンときてしまいます。自分がイヤになるぐらいチョロいなと思っちゃいますが、ゴルバチョフだって心動かされてスタンディング・オベーションに加わってましたよ。これがきっと冷戦終結、ソ連崩壊に繋がっていったのですね。
I feel good!!🎶
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