ともぞう

女必殺拳のともぞうのレビュー・感想・評価

女必殺拳(1974年製作の映画)
3.0
千葉真一の殺人拳を観たので、その流れでこちらも鑑賞。当時19才の志穂美悦子が主役。志穂美悦子は自分の中ではキカイダーでのビジンダー(このネーミングは今ならセクハラか、ルッキズムか?)。アクションは志穂美悦子と千葉真一は頑張ってるけど、それ以外は酷いレベル。全員、回し蹴りの足が上がってないし、身体は締まってないし、最後のラスボスとの空中戦はワイヤー丸見えだし。ただ、カンフー映画で主役が女性というのはなかったので、そこが大はまりしたのだろう。

〈あらすじ〉
日本人と香港人を親に持つ娘・李紅竜(志穂美悦子)は、3ヵ月前東京で謎の失踪をした兄の李万青(宮内洋)の安否を気ずかって来日した。万青は香港警察の麻薬Gメンで、日本の麻薬組織を捜査中だったのだ。紅竜は拳法の恩師で、兄が世話になっていた少林寺拳法道院長の藤田徹道(内田朝雄)を尋ねた。そして、藤田より女拳法の達人の早川絵美(早川絵美)と、拳法の天才で用心棒や私立探偵をやっていた響征一(千葉真一)を紹介された。2人は紅竜に同情して、いつでも力になろうと約束する。紅竜は、響が匿っている組織に麻薬患者にさせられた香港の女麻薬Gメンのファン・シン(謝秀容)から、組織の秘密の一部を知らされた。早速、紅竜は組織の本拠である角崎重臣(天津敏)の屋敷に乗り込むが、角崎の雇った凄腕の武道家たちの攻撃にあい、断崖から突き落とされた。紅竜は危く一命を取り留めるが、角崎は紅竜の伯父の李玉堂(近藤宏)を脅迫して紅竜をおびき寄せ闇討ちしようとした。しかし紅竜の必殺拳は、急襲してくる角崎の配下を一瞬のうちになぎ倒してしまう。卑劣な角崎の裏をかいて、本拠の潜入に成功した紅竜は、地下の鉄牢で麻薬のため廃人同様にさせられた兄の万青を発見した。2人が言葉を交そうとした矢先、一味に感づかれ、紅竜は激しく応戦するが万青は殺されてしまう。怒りを爆発させた紅竜は、必殺“乱花血殺”を炸烈させるが、多勢な角崎一派の前に一歩一歩後退を余儀なくさせられた。その時、響、絵美たちが駆けつけ、形勢は逆転、再び壮絶な死闘が展開された。そして紅竜の必殺拳はジリジリと角崎を追い込んでいった。
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