ポケ文太郎

悪魔の往く町のポケ文太郎のレビュー・感想・評価

悪魔の往く町(1947年製作の映画)
4.0
1947年 アメリカ🇺🇸
サイコ・スリラー映画

監督は群像劇映画の古典『グランド・ホテル』のエドマンド・グールディング

原作はウィリアム・リンゼイ・グリシャムの同名小説
原作を読んだことはありませんが、かなり陰惨な内容のようです

本作は旅回りの見世物小屋でサイキック的読心術を出し物にしている女性のアシスタントをしていた野心家の男の物語

男自身「この仕事が好きだ」「この為に生まれてきた」というようなセリフを繰り返す、確かに天性の詐欺師のような奴です

魅力的な外見と巧みな話術
溢れる騙しのアイディアで一躍時の人まで上り詰めます

そこで知り合う精神科医の女性

彼女の美しさと才能に惹かれた男は更なる金儲けの手口を思いつきます

監督の素晴らしさなのでしょう
緊張感が途切れないカメラワークが心地良かったです

この男に対しては欲の出し過ぎ!もさることなが、人を舐めんな!です
自分の魅力に自惚れ、人の良心を軽視していた男の末路はいかに‼︎

主演のタイロン・パワーは今までのイメージを変えたくこの役を選んだそうです

そしてキー🔑となるのは3人の女性
見世物小屋の花型読心術師(彼女のタロットはよく当たる)
同じく見世物小屋の若手、後に男の妻になる女性
そして怪しい魅力の精神科医の女性


本作はギレルモ・デル・トロ監督でリメイク版が作られ、今年の暮れ全米公開が決定しました

主演はブラッドリー・クーパー

見世物小屋の女性、トニ・コレット
若い妻、ルーニー・マーラ
精神科医、ケイト・ブランシェット

ちょっとベタベタすぎる配役が気になりますが💦デル・トロ監督がどう調理しているのか非常に気になります!
日本公開が待ち遠しい‼️
ポケ文太郎

ポケ文太郎