よしゅあ

裸のランチのよしゅあのレビュー・感想・評価

裸のランチ(1991年製作の映画)
4.0
物語を作る創作者の脳内世界が薬物によって出てくる映画かな?と、私は思うのですが。うーん、よく分からないけど、面白かったよ。

○物語の表現方法は文章や絵、映像だったり色々あるけど、創作者以外が見れるのは完成したもの。創作者の脳内にある物語の氷山の一角なのかなと思う。創作者の脳内では何倍もの世界が広がっていて、全てを知る事は叶わない。

○この映画の主人公ビル・リーは、薬物の影響で自分の脳内世界と現実世界が曖昧になってるっぽいけど、これは、ただ単に彼が異常者で薬物中毒者だからこうなっているのではない気がしました。
薬物を使ったとしても、他人の頭の中身が見える事はない。薬物を使って語りかけてくる、この世のものでは無いものはその本人の内側にあったものなんじゃないかなあ。

自分の中にある物語を拾い上げるのは薬物ではなくて何か他の方法がある、物語を語るルートは別にあると信じたいよね。

2021/1月
よしゅあ

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