クリストフォルー

尼僧物語のクリストフォルーのレビュー・感想・評価

尼僧物語(1959年製作の映画)
4.2
アフリカ大陸を“未開の地”と称して、植民地化・分割の先鞭をつけたベルギーと、それに加担したキリスト教布教団体の実態が、ジンネマン監督によりドラマチックに描かれているが、シスター・ルークが実在したと知ると、あらためて、重い歴史を背負った映画だと感じる。ベルギーの植民地政策は“父権主義”に依るものだったようだが、シスター・ルークの中にも内包されていて、教義との葛藤にも反映されていた気がする。
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