【この“ワクワク感”は大人になっても未来永劫、変わらない。】
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「社会に暗躍する黒ずくめの男達」というアメリカの都市伝説を拡大解釈した世界観がたまらなくてサイコー。
「現代社会のすぐ裏側にエイリアン達が存在してる」というありえなさを最高峰の映像技術で「ガチ」にしてる。
一つ一つの場面に「面白い」と思える要素が並べられて用意され、最初から最後まで楽しませることしか考えてない脚本に頭が上がらない。
私はコメディ映画が基本嫌いである。
「これ笑えるでしょ?」みたいな笑いの押し売りにこっちも笑わなきゃいけない空気になるのが毎度拷問だった。
だが、本作は違う。
本作の主役は「冷めている顔」をして笑いに乗っからない。そこがいい。
一見相手を突き放して進むノリだが、「エイリアンなんているわけねーじゃん」と思いながら見ている視聴者のテンションと合致してエイリアン達がフザけてる様子を死んだ目で見つめる主役を見てると自然と笑えてくる。
それに反して「マジで」エイリアンが地球にいるんじゃないかと思うくらいの映像技術、
非の打ち所がない脚本、
面白ギミックのアイテム、
一歩引いたアンチコメディ姿勢のカッコよさ。
一度聴けば忘れられないメインテーマ曲も合わさって、百点満点💯
『ダンダダン』『幽☆遊☆白書(実写版)』『ゴーストエージェント/R.I.P.D.』『キャビン』『ヘルボーイ』『全領域異常解決室』SCP財団などさまざまな創作物に影響を与えた名作なので、見てない人はマジでオススメ。