ALBAのOdyssey

メン・イン・ブラックのALBAのOdysseyのレビュー・感想・評価

メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)
3.9
~地球を守るエージェント、笑いと驚きの宇宙スリラー~
ユーモアたっぷりのストーリーと独創的なエイリアン描写が楽しい。

「メン・イン・ブラック」は、地球に潜むエイリアンを監視し、問題を解決する秘密組織「MIB」のエージェントJ(ウィル・スミス、「インデペンデンス・デイ」「アイ・アム・レジェンド」)とK(トミー・リー・ジョーンズ、「逃亡者」「ノーカントリー」)の活躍を描いたSFアクションコメディ。バリー・ソネンフェルド監督が手掛け、エイリアンと人間が共存するユニークな世界観を見事に構築している。

映画の魅力は、テンポの良いコメディと斬新なエイリアンデザインの融合。特に、ウィル・スミスの軽妙なユーモアと、トミー・リー・ジョーンズの渋い演技が絶妙な掛け合いを生み出している。おすすめのシーンは、ニューロライザー(記憶を消す装置)を使ったコミカルな場面や、巨大なゴキブリ型エイリアンとのクライマックスバトル。特撮とユーモアが見事に調和している。

一方で、ストーリー自体はシンプルで、続編を予感させるような余韻があるものの、深みには欠ける部分もある。しかし、エンターテインメント性は抜群で、家族や友人と一緒に楽しめる作品だ。

「メン・イン・ブラック」は、SFコメディの金字塔といえる一作で、ユーモアとアクションを両立させた作品を探している観客に最適。エイリアン映画好きにもぜひおすすめしたい。