1997年だから実に22年前、9歳だか10歳だかの時に観て、なんかラスト・シーンは雑にまとめおったな、当時でさえ思った覚えがある。
エドガーの皮を被った状態の宇宙人の造形がすごく気持ち悪くて、かつ、ゴキブリが裾から出てくる感じに嫌悪感を抱かざるを得ない。トミー・リー・ジョーンズとエディ・マーフィの師弟愛的な所もあんまり描かれず、全体としてグレーな雰囲気の中で話が進んでいく。エディ・マーフィーがエドガー(というかバグ)の同胞を踏み潰して時間を稼ぐシーンにも妙な後味の悪さがある。大ヒット映画とは思えないグロテスクさのある映画だ。