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黄金のyasu555overseasのネタバレレビュー・内容・結末

黄金(1948年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

さっきアマゾン・プライムで見ました。

メキシコの港町:タンピコで知り合った3人の山師なアメリカ人 フレッド・C・ダブズ、老人のハワード、カーティンが一攫千金を夢見て、シエラ・マドレ山脈の山中にある金鉱を求めて旅立つというストーリー。

正に一攫千金を得る為に夢見るような黄金探しの冒険で黄金の価値が桁外れな価値があるくらいに黄金の魅了に取り憑かれて黄金の誘惑に負けた人間の欲望とエゴが描かれた変わった西部劇/アドベンチャー映画で人間の欲望と汚いエゴをよく表現されていたのが凄く伝わって良かったです🌟🌟✨✨

本作は出演者達が喋る英語とスペイン語が多用に喋るシーンが多々あって斬新でした。
黄金の魅力に取り憑かれて黄金の誘惑に負けたフレッド・C・ダブズ役を演じたハンフリー・ボガートが冷静さを失って誰も信用出来なくなり、疑心暗鬼に陥って黄金を独り占めにしようとした彼の堕落ぶりがやばかったです。彼が野盗に殺された主役のキャラとしては珍しい役柄なキャラでした。

最後、黄金の砂金が捨てられた郊外の廃墟に辿り着いたカーティン、ハワードが引き連れたメキシコの護衛達が吹き荒れた強風によって黄金の砂金が空中から山へと吹き飛ばされた事を知って、ハワードが全ての冒険と苦労が呆気ない水の泡且つ滑稽で無に帰したことをカーティンに伝えて、彼も笑い、護衛達も笑ったシーンはもう投げやりな気分で目が覚めたような描写で最高に良かったです🌟👍

     受賞歴

第21回アカデミー賞
監督賞
脚色賞
助演男優賞(ウォルター・ヒューストン)

親子(ウォルター・ヒューストンとジョン・ヒューストン)で、同一作品でアカデミー賞を受賞した最初の作品。

第6回ゴールデングローブ賞
作品賞 (ドラマ部門)
監督賞
助演男優賞(ウォルター・ヒューストン)
アメリカ映画の名セリフベスト100
第36位:ゴールドハットの「バッジ? 持ってねぇ! 必要ねぇ! 見せることねぇ!」(en:Stinking badges)に対して