なおまる

おと・な・りのなおまるのネタバレレビュー・内容・結末

おと・な・り(2009年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

タイトルとアマプラの高評価につられて視聴。

とてもふんわり優しい映画。設定や全体の流れはいいのに、どうにも惜しい。

音で親近感を覚える、というのは面白い。
終わり方やエンドロールにほっこり。
想像に誘ういい最後だと思った。

ただシンゴとか小説家とかのくだりにリアリティがなく、主人公2人が何をそんなに悩むのか理解しがたいところである。

岡田准一さんはシンゴと離れてカナダへ行きたい。でもシンゴは行方不明に?実は親父と話すのに何日も失踪していた…らしいが、いい大人が音信不通で周りに心配かけるなよ笑。売れっ子モデルに坊主はあまりいないイメージ…(ㆀ˘・з・˘)

結局、カメラマンとして売れっ子なのはシンゴのおかげなのかスキルがあるからなのか?その辺りも最後までよく分からない。

また麻生久美子さんが変な小説家崩れに絡まれて、怒りこそすれ、泣くのはよくわからない。相手はただの変な人。言われたことが図星だったにしても、資格取って渡仏を決めるのは相当強い芯がなければできないこと。変な輩に絡まれて、何日も引き摺るとは思えない。

ほんで、あそこまで音漏れする部屋で、隣に聞かれるとわかっているのにフランス語の音読を日課にしたりドアに音が鳴るチャームをつけたりするだろうか…?

反対は空き部屋なの?
なぜ互いの音しか聞こえないの?

もろもろ、ご都合主義感が否めない。

しかし岡田准一さんが麻生久美子に電話するときの色っぽさにやられた…!あの話し方はずるいって!いい映画なのになぁ。残念。
なおまる

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