JTKの映画メモ

斬るのJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

斬る(1962年製作の映画)
4.2
ストーリーはありがちなんだが、絵創りが抜群にいい!見惚れるほどに。
構図のデザインが痺れるほどにカッコいい。
畳・襖、和室のミニマルなカットなんかたまらんわ。
この映画はわかりやすかったが、よーわからんでもそれだけで充分満足な映画はままある。その筆頭が「2001年宇宙の旅」。

3年くらい前、1年間ぶらぶらしとる時に、アマプラの角川チャンネル入って1960年代の大映映画を大量に観たことがあった。
遅ればせながら、その時初めて認識した優れた監督が三隅研次と増村保造。
日本映画って黒澤と小津と溝口と成瀬だけじゃないんだな、と感嘆しきり。