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最後のギャングのlemmonのレビュー・感想・評価

最後のギャング(1937年製作の映画)
4.0
エドGの30年代お気楽ギャングものかと思ったら、悔やむなかれなかなかの胸に迫る感動作だった。

ギャングのボスが主人公。
子供が欲しいと結婚した女性は英語ができず、主人公が何をしているのかわからない。
そんな折に殺人事件、、、
うまく事が流れず投獄となった主人公は10年の刑に、、、。妻は彼が自分を愛していないと知り、他の男性と一緒になる。


主人公は自業自得だ。
彼に降りかかることはすべて自身の責任。
後悔後に立たず。
それでもなおわずかな、ほんのわずかな優しさ・思いやり。

単なる改心だったら嘘くさくなったと思うが、ラスト、復讐心との葛藤がありながらも、、、子を思うエドGの繊細さにやられた🙇。


エドGは「俺は善人だ」「虎鮫」「二秒間」なんかもそうだけど、風貌もハリウッドスタア的でない分(自分はカッコいいと思ってるよ👍)🙇‍♂️、この当時、人間の哀愁を漂わせる役やらせたら右に出るものいないなあ。本作もラストのほうの表情たちには泣かせられたよ😢。
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