このレビューはネタバレを含みます
親に見せたら、劇中映画のことしか覚えてなくて笑いました。それくらいあの映画が衝撃で全て持っていってしまう…笑。
初めと終わりにピナバウシュの舞踏があり、この映画で初めてピナバウシュを知れたのは本当に良かった。どこに行くかわからない女性の道筋にある椅子を健気に避けてあげる冴えない男性。監督がこの映画の話を表してると言ってなかったかな?とても神秘的で好きです。
カエターノヴェローゾを知ったのもこの映画。この歌はブエノスアイレスでも使われてたけど…。歌が染み込んでくる。
この作品もトンデモ展開が続くんですが、この作品も見ていて気持ちが良いです。色の鮮やかさも素敵。
昏睡状態のバレリーナに彼女を好きな男性がやってしまったことは許されないことだし、どうにも気持ちが悪いんですが、やらなかったら目覚めなかったのかなと思うと、なんとも複雑です😅
大人な映画で、日本にはないタイプ。そして私の要素にないなー(いつまでも子供なので笑)と感じる作品です。
しかし、スペインって何というか、フリーですね。すっぽんぽんでもいやらしさがないし(すっぽんぽんなシーンはないけど)、そういう表現も何故か嫌な気持ちにならない。日本だとじっとりいやらしさがあるのに…(それが良いとこでもありますが)。