りょうた

母なる証明のりょうたのレビュー・感想・評価

母なる証明(2009年製作の映画)
4.4
ドジュンの母親が草原で踊るところから物語が始まる。トジュンはかつて母親に無理心中を迫られた際に、農薬を飲んだからか、鍼灸をできる母親に記憶を消すツボを押されていたか、“妊娠薬”を飲んでいたのかで、ついさっきの出来事も忘れてしまう。そんな彼はアジョンという女子高生を殺した罪で捕まってしまう。

ジンテの家に母親が入っていき、水を倒すシーン、カーテンを開けるシーンと、緊迫したシーンの演出、特に水と指のシーンを観てこんな演出があるのか! と。

慰謝料を請求してきたジンテに、母親が借金を返すために貯めたお金を渡すシーン、取りに行く彼女の姿勢、なんて辛いんだろう! 辛すぎるよ!

冒頭とラストのあの曲、なんだろう。ぬるぬると魅せられていく感じ。がっちり心を掴まれた。
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