母なる証明の作品情報・感想・評価

「母なる証明」に投稿された感想・評価

AP

APの感想・評価

3.0
うーん、なかなか中途半端。
終盤「そうきたかー」と思うも、そこまでショッキングでもなく。

トジュン役のウォンビンの奇妙さは良かった。『アジョシ』を観てるから、そういうところではちょっとショックかも。
なんなら、もう少しサイコなトジュンを観たかったのはある。

とにかく嫌いじゃないけど、印象が薄い笑
強いて言えば、現場検証してる警官がマヌケっぽくて可愛かった。
愛した息子を信じ守ること、其れは決して揺るがない母の愛。

素晴らしい。

トジュンの母は、息子を信じ息子の為を思い行動し、手を汚すのだが、あらぬ方向に真実は転がっていく

しかし、罪を背負った息子でも、母は息子を守ることが義務であり生きがいでも有る

其れは彼女の中では変えられない真実であり、誰を生贄にしても揺るがない愛である。

最後のシーンは、その母の愛の証明でだったのだろう。

最後の踊り狂うシーンは、変えようのない現実への逃避を上手く表している。

しかし、母は這いずり回って犯人を探すのに、コレが結末とは…

最後の30分で全て放り投げる、構成はしたくても出来ないなー

演出も、寄り引きがはっきりしてて好き。

弁護士と母の会話シーン(クラブ?)の母を正面から捉えたカットが個人的に好み
rage30

rage30の感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

殺人の容疑をかけられた息子を救う為に、真相を探る母親の物語。

…と聞くと、「ラストは真犯人が見つかってハッピーエンド」な展開を期待するし、実際、後半まではその通りに進むのだけど、最後に待つのは大どんでん返し。

ラストの母親が目撃者を殺すシーンは、真相を知っても尚、息子を守り続ける母親の狂気的な愛情が示されるシーンである。
だが、それと同時に、バカにされると理性を忘れてキレてしまうという息子の性格が、実は母親譲りのものである事が明らかにされるシーンでもある。
母親が記憶を消すツボに鍼を刺すシーンがある様に、この母子は都合の悪い記憶は消し去ってしまう癖がある様だ。

一見、似てない様に見える親子でも、子供は何かしら親に似てしまうものだし、例え、子供が殺人犯だとしても、庇ってしまうのが母親なのだろう。
そういった母親という存在が背負う性(さが)や業を描いたのが本作であり、それこそが「母なる証明」になるのである。


最後に、本作は本筋であるミステリー以外にも、変なキャラクターやギャグが沢山登場する。
最初と最後にある母親のダンス、セパタクロー経験のある警官、しりとり?をしながらのSEX、退廃的な弁護士、いとうあさこ似の顔に傷のある女子高生…などなど、「なにそれ?」と思わされる、不思議なディティールの数々が味わい深い。

ただの硬派なミステリーではなく、どこかコメディーの様でもあり、ホラーでも様でもあって、まるで悪夢を見ているかの様だった。
こういった枝葉…細部にこそ本質が宿ると言うが、本作もまた実にポン・ジュノ監督らしい不思議な世界観の作品と言えるだろう。
最初と最後の踊りはとてもよかったです。太ももに鍼打って嫌なこと忘れましょう。カメラワークはとてもクールですし、天気の使い方も効果的でした。母の執念なのですが、最後にあなたに両親はいるのと聞いて泣き崩れるとこはなんとも言えない気持ちになります。子どもを守るとは何なんでしょうかね。セックスしながらしりとりするシーンも良かったですね。全体的にシリアスですがちゃんとこういうユーモアを入れてくるあたりが好感持てます。
saho

sahoの感想・評価

4.5
“息子をバカにするんじゃない"

最近観た中でベスト!最高に面白かった。
最初は軽快な様子で始まるんだけど、殺人が始まってから社会派風に、気づいたらマインドファック映画に。

ポン・ジュノ監督、天才すぎる。
素人の私でもカメラワークのセンスが秀でていることが明らかに分かる。
闇、光、雨の使い方が絶妙で、後半からの追い上げがすごい。
3回「ええ!?うわあああ….」って声が出た。
コリアンクオリティが炸裂していて、とことん意地悪(笑)

どんでん返しからのどんでん返しにぞくっ。鳥肌が止まらなかった。
監督はドジュンは知的障害者じゃないって発言してるんだよね。ひぃぃ。
ラストの解釈は人それぞれだと思う。
登場人物のセリフや表情、行動にも伏線が張られているからもう一回見返したい。
あああああ怖かった。。。

204本目 / 2018
kaito

kaitoの感想・評価

3.9
「母なる証明」途中からネタバレあり
今作もポンジュノワールド炸裂。ポンジュノのイメージは、シリアスなシーンもあればその中にユーモアも取り入れてくるそんなイメージがある。

今作は、嫌いな作品。でも素晴らしい作品。

あらすじ
夫を早くなくし、母親の手ひとつで息子トジュンを育ててきた母。彼は知的障害を患っている。ある日、女子高生殺害事件が発生し、トジュンが第一容疑者になってしまう。あらすじはここまでで十分。観る人はこれからネタバレするので閉じてください!

















ネタバレあり 自分の考え
まじで凄まじい映画。そして観終わったあとは形容しがたい重い気持ちになる。結果、息子が犯人だなんて…。信じられない。息子を救うためなら人を殺せる、狂気に満ちた人間になっていくのがこの映画の見応え。ビジュアルも素晴らしいが過ぎる。韓国映画における雨のシーンってすごくすごく魅力的。視覚的にも圧倒されるし、もちろん脚本でも圧倒される。日本映画とは比にならないくらい韓国映画は素晴らしいということに気づかされる。映画の内容へ

トジュンは実は知的障害じゃなかったっていう解釈で合ってる??俺はそう思った。そう思った理由が、ジンテの発言。「誰も信じるな。俺も信じるな」っていう発言があったんだけど、これがこの映画のキーフレーズな気がする。トジュンは知的障害を患っているフリをしていた。そうすれば、みんな甘やかしてくれるから。たまにトジュンが素に戻るシーンがあって…その顔、発言すべてに鳥肌が立つ。トジュンもサイコパスの1人な気がしてならない(わかってて知的障害のフリをしていたとしたら)。昔、母子ともに心中を図ろうとしてそれを恨んでたんじゃないのかな。もう内容が深すぎてうまく語れない笑

人殺しの息子と人殺しの母、2人はこれからどのように生きていくのか。おそらくこうだろう。嫌なことを忘れるツボを押して偽りの幸せに浸りながら生きていくのだと思う。恐るべしポンジュノ映画。
韓国映画ってどんよりしたの多いから
大好きなんですよね。

この作品もその一つ。
見終わった後、ちょっと固まってしまった。
okire

okireの感想・評価

2.0
毒親。自分の母親を観てるような気分になった
ウォンビンはいつだってかっこいい
Rena

Renaの感想・評価

3.5
母の愛情とは時に恐ろしい。やり場のないこの気持ちどうにもできません…
カット素晴らしかった!
カメラワーク、カットの構図がとても好みです。特にラストショットが印象的。そしてストーリーもよく練られていて面白い。二回ほど、うわぁって言ってしまいました。色んな意味で。
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