母なる証明の作品情報・感想・評価・動画配信

「母なる証明」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

終始、不味い泥を間違えて口にしてしまったような気持ち悪さがあった。なかなかその存在の意味がわからなかったが、燃えるトタン屋根を見てふと思った。

息子に対する母親の異常な愛が、奇妙なほどに空振っている、気持ち悪さ。社会の不条理さ。

トジュンは多分自閉症なのだろう。母親もある種その兆しがあるのではないか、という言動が多々ありこちらが心配してしまうほどだった。母親役の女優さんの狂気じみた笑顔が脳裏から離れない。

普通なら美味しそうに見える食事シーンも、ポン・ジュノ監督にかかれば、こうも生々しく気持ち悪く見えてしまう。こんなにも酷く惨い結末になってしまう。私たちは実際にあるだろうことを見ようとしない、でも社会のどこかで確かに起こっている問題を突きつけられ、心が沈んだ。『パラサイト』でも感じたけれど、一体私は何ができるのだろう。辛い。
こけし

こけしの感想・評価

3.8
知らずに観たけど結構胸糞悪い。

前半は杜撰な捜査しかしない警察を批判してたり、母親の異常なまでの愛情と執着をみせて絶対に真犯人を見つけてやる!みたいな話かと思っていたら、気付いたら被害者の女子高生の闇や、貧困問題に焦点が当てられて行き、終盤は母親の愛ゆえの罪みたいな方向に話が進んでいくのがすごくシームレスで、展開が二転三転していくのが面白かった。

自分の指を切っても息子の心配するのはまだ分かるけど、息子の立ちション覗き見したり、息子の悪友の家に忍び込んでエッチを覗き見る(これは不可抗力でもある)っていうのは流石に笑った。
camuson

camusonの感想・評価

4.0
非情に、厭な後味の残る、快作ならぬ怪作ですね。
作者の狙いどおりだと思います。

冒頭、荒野でおばちゃんが変な踊りを踊り出したのには、
どうしたものかと思いましたが、
これが後で、どすんと効いてきます。
最初の方は、ベッタベタな笑いを入れてきて、
どうしたものかと思いましたが、
こなれてきて、便器の蓋が当たるあたりではクスリときました。

この作品を見終わった後で、気づかされたのは、
これまで、私は登場人物の生きざまの中にある美学が好きで、
それを見出しては感動して泣いたりしていたのだなぁということです。

本作品の登場人物の行動は、衝動に任せるままで、
自分をコントロールすべく信条を、
美学をまったく持っていないように写るので、
行動は凄まじいのですが、
共感はしないし、カタルシスもない。
あえて共感するとすれば心の闇のみ。
結果、いや~な後味だけが残るのだと思います。

この手の変化球を投げた場合、
ベースの技術がしっかりしていないと、
へなちょこボールになってしまうのですが、
そこのところはしっかりとしていて、
なかなか、うまいです。妥協がありません。
母は強し。
見過ごしがちなこの点にポン・ジュノは光を当てる。

精神が子供のままで止まったかのような青年トジュン。その息子を溺愛する母親。
そんな時女子高生が殺され息子が犯人として捕らわれる。
息子の無実を確信している母親は自分で真犯人を探そうと捜査を始める。

ファーストシーンから溺愛ぶりが分かる母親の視線。
そして最初の踊りのシーンはしっかりと複線になっている。

色々と真相につながる場面があるが、息子と母の刑務所での会話。
一緒に…しようの部分だが、その後の会話がバスの中の行為に続いたのかなとも思う。

ただこの物語は真相うんぬんではなく、やはり母親の強烈な愛が主軸。
絶対にいそうなキム・ヘジャの演じぶりが圧巻のインパクトを残す見応えあり。
雄樹

雄樹の感想・評価

4.0
この作品はポン・ジュノ監督の凄さを改めて再認識するぐらいとんでもない作品です。
予告や映画の概要を見なたら凄く重めなどんでん返し系映画がだと思っていましたが、凄くブラックユーモアに溢れる作品で、
個人的にこのシーンで笑っても大丈夫かなぁと思うシーンが多くありました。
あとはこの事件の結末やラストに関しては本当に何にも言えないぐらい複雑な気持ちなりました。

このレビューはネタバレを含みます

しんどすぎる。嫌な気持ちになった…

最後バスの中でおばちゃん達が踊り狂ってるの何やろ
江南スタイルのPVでもバスの中でおばちゃん踊ってたけど…韓国では当たり前なのかな?
lee

leeの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

完全に母である証明してた
この子ありにしてこの母は言いすぎ?
バカにされてキレてなにも見えなくなって取り返しのできないことしてでもその記憶消しちゃう親子の話
都合の悪いこと全部忘れる
merem

meremの感想・評価

3.5
少し知恵遅れ?の青年とその母親の話。

息子の無実を証明しようとする母だったが、、思いがけない真相に狂気が爆発する!

初めと終わりのダンス部分の哀愁がやばい…
ポン・ジュノ作品2本目

これは辛い、辛すぎます。

こうゆう無実の人が責め立てられる系に弱いんです僕…

葬式のシーンとかまともに見れなかった…
母親も息子も愛すべき存在なのがまた辛さに拍車をかける…

そしてこの映画の真実。
うわぁ、ちょっと待ってくれよ…
全く想像してなかった。
言葉を失います。マジで。

ポン・ジュノの作品はまだ2本目ですが、段々監督の作風が掴めてきたので、他の作品も追々追っていきたいと思います。
yue22katze

yue22katzeの感想・評価

3.7
誰にも感情移入せず、俯瞰で観るとわかりやすい。
何をテーマにシナリオを作ったか?を考えると、さらに。

「後味が悪い」という感情になるのは、
物語に関係する登場人物の誰かの視点になっていたからだと考えました。

誰もが誰かの被害者となり、
誰もが誰かの加害者となる。

「絶対に正しい」という人間は存在しない。
それが人間が作る社会であり、
そんな社会の中で、「自身の人生」に自身で折り合いをつけながら生きるしかない。

視聴後、そう思いました。
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