ゴリアテの憂鬱

パラダイス・ナウのゴリアテの憂鬱のレビュー・感想・評価

パラダイス・ナウ(2005年製作の映画)
3.8
イスラエル・パレスチナ問題を題材にした、自爆テロの実行犯に選ばれた二人の若者の物語。

イスラム教の過激派にとって、ジハードによる殉職は名誉ある死とされています。

という割には、実行犯はいつも鉄砲玉のような若者で、命令を下す幹部達は安全な場所から見守るだけ。

そして現実には、テロは新たな恨みや次の悲劇を産みます。

静かなエンドロールが、胸に染み入りました。