ゴン吉

ミセス・ダウトのゴン吉のレビュー・感想・評価

ミセス・ダウト(1993年製作の映画)
4.1
離婚により子供の養育権が認められなかった夫が子供に会うために家政婦に変装して奮闘するハートフルコメディドラマ。 

ロビン・ウィリアムズが主演、サリー・フィールドが妻を演じ、ピアース・ブロスナンらが共演。

夫(ロビン・ウィリアムズ)は、仕事よりも3人の子供との時間を大切にする一方でだらしない性格のため仕事も長続きしないのに対して、妻(サリー・フィールド)は几帳面で仕事もきっちりこなす。
奥さんは家事もしない夫に愛想を尽かし、離婚を宣告する。
二人は子供の養育権を巡って争うことになるが、仕事をクビになった夫には権利は認められず、子供とは殆ど会えなくなってしまう。
どうしても子供と一緒の時間を少しでも多く過ごしたい夫は、女装して家政婦として雇われることになるが…

ロビン・ウィリアムズならではの優しさと温かさがにじみ出た演技で、パパから子供への愛情がいっぱい感じられて微笑ましい。
子供たちにとっては理想のパパであっても仕事が長続きせずにだらしない性格で家事もしないため、夫としては容認できない奥さん。
そんな夫婦を描いたコメディ作品で、ロビン・ウィリアムズの熟年家政婦への変装が笑えます。
さらに奥さんの元カレが家族に接触してきて一大事。
パパは元カレを家族から遠ざけようと奮闘するが、元カレは二枚目で優しく非の打ち所がない。
さらに終盤には仕事と子供の二者択一を迫られる。
以前の彼であれば、迷わず子供を選択していたが....
果たして家族の関係は如何に? 
「でも愛があれば みんな 結ばれて 家族は いつまでも 心の中に 私の愛を受け取って しっかり生きてね バイバーイ」 

2023.7 NHK BSで鑑賞(BSプレミアム・字幕:伊原奈津子)  
第66回 アカデミー賞でメイクアップ賞 を受賞(1994年)  
第51回 ゴールデングローブ賞で最優秀作品賞と最優秀主演男優賞を受賞(1994年)
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