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ミセス・ダウトのxavierのレビュー・感想・評価

ミセス・ダウト(1993年製作の映画)
4.0
それにしても、ロビン・ウィリアムズの声色、凄いなぁ…
ダニエル・ヒラードはサンフランシスコ在住のフリーランスの声優。彼は長女リディア、長男クリストファーに末っ子ナタリーという3人の子どもたちを愛する優しい父親だが、妻のミランダには頼りにならない夫と思われていた。ある日、仕事で揉め仕事を辞めたダニエルはクリストファーの誕生日パーティの件でミランダと大ゲンカになり離婚することに。
無職で子どもたちに良い環境を与えられなくなったダニエルは子どもたちと毎日会えなくなるが、我が子と一緒に居たいダニエルは、おばさんに変身しメイドとして家に潜り込むが…
ストーリーはこんな感じ。
ダニエルは、子供達には良い父親。
まぁ、一緒になって遊んでくれるんだから、そうか!
でも誕生日パーティはやり過ぎだよね
移動動物園を呼び、子どもたちははしゃぎ回る…子どもたちにとっては楽しいだろうけど、ミランダにとっては…
で堪忍袋の緒が切れて離婚を切り出されるんだわ。まぁ、当然かなぁ。
仕事は揉めて辞めたくせに、ミランダにも辞めればいい(誰が生活費を稼ぐんだ?)とか一緒に家族旅行に行こうとか
現実を見ない発言ばかりだったからね
それに、今まで積もりに積もった不満も合ったしね。
そして結果的には、離婚となり子どもたちとは週に1回しか会えない事に…
それでも子どもたちに会いたいダニエルは、おばさんに変身して家政婦ダウトファイアとなり、子供たちの元に戻ってくる…

作品の前半は、ダニエルに全く共感が出来なかったなぁ。大事な事からは逃げているくせに、父親としての権利だけは声高に言っていたからね。
ホント、父親としては最高!夫しては最悪!だったしね。

最初は上手く行かなかった家政婦ダウトファイアと子供たち。しかし時が経つに連れ仲良くなっていく(中身は父親なんだから当然)ミランダもダウトファイアとしてのダニエルには悩みを打ち明け仲良くなっていく。
そこで知ることになるんだわな、ミランダの心の内を…
とダウトファイアとして、いい関係が出来たんだけど、正体がバレる日は来るわけで…

ラストでダニエルとミランダが選んだ道は間違ってないかな。
そうそう人って変われるもんじゃないし。ダニエルにとっても、最善の道じゃないかなぁ…

DVDの特典映像で未公開シーンが有ったんだけど、中には"何故これ未公開シーンなの?"って思えるシーンも
リディアの発表会に来たダニエルがヘマを仕出かし、リディアに謝るシーンで、リディアに語りかける。
「父親でいることは喜び。演じる必要なんてない。愚かでもお前の父親なんだ。雨の日も晴れの日も素晴らしいことだよ」と…
観ていて、心がじ~んと熱くなった。
ホント良いシーン!
何で使わなかったんだろう?
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