えりーぜ

ミセス・ダウトのえりーぜのレビュー・感想・評価

ミセス・ダウト(1993年製作の映画)
3.5
声の芸術。冒頭から目(というか耳)が離せない。ロビン・ウィリアムズの声の演技、表情、身にまとうキャラクターの使い分けはまさに神業。
アメリカのホームドラマにありがちなパニックコメディ要素や、あまりに露骨な下ネタは個人的に受け付けなかったな。元妻の恋人への嫌がらせとか、窮地に陥って慌てる姿とか、映画としての盛り上がりや設定を際立たせるために必要なんだけれども、見てていたたまれない。
ラストがご都合主義におさまらないのが、とてもリアル。あのメッセージに込められた想いが救う家族もあるだろう。