えりーぜさんの映画レビュー・感想・評価

えりーぜ

えりーぜ

感想をつづるのが楽しくなってきた今日この頃。
文学への憧れをくすぶらせている表現者の端くれなので、感傷的なコメント多め。
三木聡監督作品の登場人物として生きたい。

映画(443)
ドラマ(20)

ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.5

泣いて、感動して、全身が震えた。
一緒になって応援して、息を殺して祈り、信じた。

女子レスリングというマイナーなジャンルのスポ根もので、親子愛のドラマを、派手な演出もなくこれだけ魅せるってすごい。す
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.3

そう、こういう映画が観たかった。頭がガーンと殴られるような衝撃。
2018年も後半だけれど、世界は思ったほど荒廃しなかったね。概ね平和で平凡だ。表面だけのことかもしれないけど。
鉄雄のコンプレックスが
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マチネー/土曜の午後はキッスで始まる(1993年製作の映画)

4.0

時間がなくてバタバタ観ちゃったのが悔やまれる。
映画についての映画。ウールジーは詐欺すれすれの三流映画監督…かと思いきや、映画の構造や演出について核心を突いてて、偶然とはいえ皆を感動させてくれる。根は
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怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年製作の映画)

2.8

ミニオンかわいいなぁ。
あの黄色いモンスターの何がかわいいんだと思うけど、集団でジタバタ暴れまわってるの見たら、やっぱりかわいいんだよなぁ。

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.2

難解でめちゃくちゃなSF設定もりもり。ごちゃごちゃ考えずにアトラクション気分で楽しめる映画。万華鏡というか曼陀羅を「わーキレイ」と呑気に眺めてる気分。
ちょっと次元が多面的すぎて画面がごちゃつくのが観
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

3.5

うん、いい映画だった。よかった。
ネット上での大絶賛を受けて観賞。号泣する準備をしすぎたせいか、そこまで泣けず…。
起こる出来事があまりに辛すぎて受け止めきれないのか、感情がやたら平板だったり、かと思
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.5

おぉぉぉ、ここで切るんか…。続きー!ってなる。
いやストーリーや設定はいいんですよ、実は王子…あるある(笑)、超人的な身体能力…うんうん(笑)、インド映画にありがちなコテコテ鉄板モチーフのオンパレード
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旅するジーンズと16歳の夏(2005年製作の映画)

3.2

それは、恋かもしれない愛かもしれない友情かもしれない。人生のどこかで出会って、生涯大切であり続けるようなもの。
4人はいつも一緒だけど、それぞれ全然違ってて、それぞれの悩みや問題を抱えてそれぞれの人生
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オリバー・ツイスト(2005年製作の映画)

3.3

救いがなく、救われない。
一見すれば、どんな環境でも善良さを失わなかった少年が報われるという、教訓めいたお話。でもそうじゃなくて、罪や善悪のありようについて考えさせられるお話。
罪を犯さなければ善人か
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チアーズ!(2000年製作の映画)

3.0

うん、何でもなく楽しめた。青春! 熱い! 青臭い! 感動! みたいな…、特にほかに言うことはない。
クリフの曲がキーになるのか…? と思いきや、サラッと流されたね。3週間で複数ジャンルの動きをマスター
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ぼくを探しに(2013年製作の映画)

3.3

フランス映画らしい、おしゃれでウィットに富んだ作品。プルーストの「失われた時を求めて」にちなみ、記憶を探る物語。
全体的な雰囲気はいいけど、下品なユーモアや目眩のような映像(この作品に限らず、フランス
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.8

いや凄い、すさまじい。
今じゃもうこんな作品つくれないだろうな、こんな世界観生まれないだろうな。
純然たる押井SFのようにも思えるけど、それがぎりぎりドタバタコメディの崖っぷちで踏みこらえているのは、
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リザとキツネと恋する死者たち(2014年製作の映画)

1.5

いやいやいやいやいや…。
純愛ラストや同じ展開を繰り返すコメディは悪くないけど、いや~しかしなぁ~…。
すごく気になってて観たかった映画だけに、残念。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

いや~、面白かった。
劇場内でくすくす笑い声がもれる。種明かしにいちいち納得し、こういう人いるよね~と共感し、チープなつくりと人間くささに脱帽。
いや、めっちゃ面白い。ごちゃごちゃ小難しいこと考えずに
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.2

一言でいうなら、森見登美彦節の「星の王子さま」
かわいらしい絵が子ども向けアニメーションっぽいが、まったく子ども向けではない。子どもが見て分からんと頭を抱えるまでもなく「よく分からなかった」で終わり、
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.0

う~ん、まったく期待外れ。これがベストセラー小説でヒット作なのか…。
主演2人の空気感や映像は良かったし、映画としてはそれなりだと思う。セカチューの焼き直しっぽさはあるけど、不治の病に冒された美少女が
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未来のミライ(2018年製作の映画)

3.3

ナンセンスな夢のようにくるくると景色が変わる。大冒険や結末はないけれど、過去と未来と現在をつなぐ、葉脈のように織り上げられた家族の物語。
じれったくてむず痒くって、世界がキラキラ輝いて見えて、すべてが
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Emma エマ(1996年製作の映画)

3.0

傲慢で無邪気で鈍感なエマ。愚鈍なハリエットとミス・ベイツがかわいそうで、見ててつらかったな。
自尊心が傷つけられるのを認めまいと強がるエマには、すごく共感できる。好意を抱いていた男性が他の女性と結婚す
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.5

ふむ。
普通に平凡に生きるのって難しいことなんだなぁ。それぞれがそれぞれ問題を抱えてて、それはどんな家庭のどんな人にもあり得ることで、なんか分かる。
自己嫌悪と自尊心と、それを鏡としての友人や子どもへ
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アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(2016年製作の映画)

3.2

冒頭は「鏡の国のアリス」をなぞっているものの、全体は時間旅行の物語。本作のテーマは家族愛。
前作がひどかったので、それよりは映画としてマシな作品になってる。相変わらず白の女王の性悪加減にムカつくけれど
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.5

ほのぼのおいしそう。
生きてるだけでお腹は空くしさ、好物がなくなったら世界の終わりみたいな気分になるしさ。今日はあれが食べたいとか、この前食べたあれがおいしかったとか。
人生はそんな思い出の連続だ。

ベスト・フレンズ・ウェディング(1997年製作の映画)

3.8

ジョージ大好き!
別れた恋人が他の女と結婚するとなったら急に惜しくなって、ドロドロ嫉妬まみれ。「私の方が彼をよく知ってる」「彼も私を愛してるはず」「私の方が彼を幸せにできる」
惨めでみっともなくて、見
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ワンダーランド駅で(1998年製作の映画)

3.2

運命なんてございません。
これは、紆余曲折あってすれ違い続けた運命の2人が出会う話じゃなくて、無数にある毎日のすれ違うような出会いの話なんだよ。と、私は思います。
はてさて、エリンとアランは幸福なカッ
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高慢と偏見とゾンビ(2015年製作の映画)

3.3

『高慢と偏見』はどの媒体で、どの文脈で見ても最高! 確かにB級映画には違いないが、思ってた以上に「高慢と偏見」でニヤニヤしてしまう。
私的ベストシーンは、ダーシーの熱烈な求愛を拒絶するエリザベス。いや
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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

3.0

おいおいおーい。ちょっと突っ込みどころが多すぎて、何からコメントすれば良いやら…。
特殊メイクの技術が上がってる割りにぬいぐるみ感の強いクリーチャー達。寵姫に甘んじるレイア姫のお色気コスプレ、舌を噛み
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華氏451(1966年製作の映画)

3.8

設定に惹かれて鑑賞。いや、思いの外おもしろかった。
「幸福のためには万人が同じでなくてはいかん」「考える暇を与えるな、幸福であるために」知識と思考、幸福論にはなるほどと思うところもあった。
この作品は
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.2

ふむ。実話が基だから仕方ないけど、映画としてはストーリーの起伏に欠けるな。
エニグマ解読までのドラマに焦点が置かれているが、その後の葛藤の方が重かったろう。自らは銃を構えずして人の生死を振り分ける。人
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

3.2

IVとVの間に何があった…。
監督変更があったことも大きいだろうが、この空白期間の間にストーリーが大きく転換している。ルークのレイア姫への恋心は憧れや家族の親愛の情に近いものへと後退し、恋愛より友情を
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スプラッシュ(1984年製作の映画)

3.3

美しい物語ですねぇ。
マジソンが本当にきれいで、人魚の設定も納得できる。
フレディ、典型的なダメ兄貴のクズ野郎かと思ったら、めっちゃいい奴。というか、根っからの悪人がほとんど出てこない。
アランの人間
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プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

3.3

最初は造りやタッチが雑かなーと思ったけど、魅せる魅せる。
くるくるグルグル、目が回るような色彩の渦。ファンタジックな調べにのせて、コミカルに愛を描く。ロマンティックで真っ直ぐで、素敵な作品でした。

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

3.2

男の子の冒険物語って感じ。
公開当初に相応の年齢で観ていれば、もっと純粋に楽しめただろうけれど、今では色んなことを考えすぎてしまう。
なんの絆もなしに敵味方の区別をつける感覚が分からない。(壮大な物語
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セッション(2014年製作の映画)

3.8

息を止めて観てた。
「自由に楽しんで」がもてはやされる時代にあって、精密さと正確さを求めた軍隊式の訓練。これを肯定はできないけれど、正しさ=美しさを追求する視線はどんな分野にも共通するんじゃなかろうか
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ガリバー旅行記(2010年製作の映画)

2.8

超くだらない映画。気晴らしに観るにはちょうどいい感じ。

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