えりーぜさんの映画レビュー・感想・評価

えりーぜ

えりーぜ

感想をつづるのが楽しくなってきた今日この頃。
文学への憧れをくすぶらせている表現者の端くれなので、感傷的なコメント多め。
三木聡監督作品の登場人物として生きたい。

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.0

圧倒的な力強さと美しさ。
妥協しない画づくりにかけられた途方もない時間と労力に脱帽。
大しゃれこうべと戦うシーンが映像的には目玉のひとつかと思うけど、私は月の帝が弾き語るシーンの地面?波?の表現に鳥肌
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

2.8

ちょっと展開が短絡的すぎたかなー。
もっと雑然とした異世界エンタメを期待してたから、描写があっさりしてて物足りない印象。
亜紀子はかわいいんだけど、幼すぎてバカっぽいというか、良く言えば天真爛漫で屈託
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スティング(1973年製作の映画)

3.3

いや~、イカした映画だった!
日本のヤクザ映画みたい。仁義ある任侠の世界、恩を背負って仇討ち。大一番の前に女と寝るのはお決まりなのか…。
ラストはまんまと騙されました。衝撃!からの………。
ロネガンも
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.0

展開がシュールすぎてついていけない…。
アナがナチュラルにビッチ(クソ女)で腹立たしく、ヒュー・グラント演じるウィリアムが惨めで色気たっぷりなのでライアン・ゴズリングが演ってもハマるだろうな、と余計な
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おとぎ話みたい(2014年製作の映画)

2.9

居心地の悪い映画。
長い独白。思春期の憧れや思いこみの惨めさ、気恥ずかしさ、みっともなくて格好悪い姿を飾らずに見せる有り様はすごいと思う。信じこんでしまえば、いっそ潔くて純粋なのに、自分でも信じきれず
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PK(2014年製作の映画)

3.8

カラフルな宗教エンタメ。
誰もが気づいていながら慣習的に黙って目をつぶっている世の中の欺瞞に、「宇宙人」という形でピュアな問題提起をぶつける。
後半の急展開に文字通りブッ飛ばされた。これだけ大きな社会
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

3.0

悪趣味な映画。
グロテスクなキャラクター造形。大きな瞳と輝くようなプラチナブロンドの少女に、漆黒の髪と鋭い眼をもつミステリアスな女性。しつこいぐらいの色彩の対比と、性癖を詰め込んだ子ども達。
最新技術
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グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

4.0

ヒュー、超かっこいい♪
ひとつひとつの見せ方が格好よくて、トリックそっちのけで見入ってしまう。
華麗に出し抜き、スマートに暴露する爽快感が最高!

前作の黒幕だったディランがはじめからホースメン側にい
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ディセンダント2(2017年製作の映画)

4.0

この子どもじみたロマンティックな世界観、大好き!!
夢や希望、冒険とロマンスが詰まってて、子どもの頃、夢物語だって知りながら憧れ追いかけたおとぎ話そのもの。
TV映画のチープな舞台装置のおかげで、実際
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ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.0

散々な評判が気になって鑑賞(笑)
思ったよりちゃんとしたお話じゃない?って感想。
字幕を追ってるから、飛び交う隠語がどこまで下劣なのか判断つかない。最近コメディばっかり見てたから、お下劣なアメリカン・
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ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

3.2

冒頭からディナが赤ん坊を連れて登場し、ピーターの子かなと思いきや…。大団円に思われた前作の舞台から5年、色々行き詰まってるのが逆にリアル。
自由の女神のスーパーロボ化に、相変わらずバカだなぁと思いつつ
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3人のゴースト(1988年製作の映画)

3.3

時代を変え姿を変え、何度も繰り返し描かれる『クリスマス・キャロル』 それだけ普遍的な主題をもった名作なんだなぁ。
すれ違うだけの人のバックボーンは知らないし知ろうともしないから、つらく当たっても罪悪感
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.2

いい映画だった。私は好き、とっても。

「宇宙には感情がないから好き。感情は混乱をまねく」
シモンの価値観に共感し、自身は不変であろうとするのに周囲がぐるぐると混乱していく様を半ばパニックになりながら
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.5

TV放映で断片的に観た記憶がある。ドタバタおっさんコメディ。
マシュマロ・マンのぷくぷく顔が苦痛にゆがむ様がおもしろい。そして、思いがけずあっさり倒されるラスボス。
今だったら、ガールフレンドの生死を
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.8

途方もない労力に脱帽。ゴッホの荒々しい絵筆のタッチ、鮮やかで寂しい色彩、その人物と風景が動くという衝撃。
その映像に入り込めればいいんだけど、どうしてもタッチの性質上カクカクした動きになって、吹替版で
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ふたりの男とひとりの女(2000年製作の映画)

3.2

アクター・スクールの教本みたいな映画。ジム・キャリーが声と表情で2人の人格を演じ分ける。同時に2人が表出し、言い争うシーンは圧巻。
プクプクしたレニー・ゼルウィガーが可愛い。

スーサイド・ショップ(2012年製作の映画)

2.8

バンド・デシネ感満載のフレンチ・アニメーション。『アダムス・ファミリー』みたいな、ダークでコミカルなミュージカル映画。
自殺用品店に生まれた明るい末っ子が「人生は楽しい」と歌うけれど…?
意図的なのか
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あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主演2人が最高! オマール・シーの輝く肌と、顔いっぱいに表情を広げて感情を表す様が素晴らしい。コミカルで情熱的で、切なくて涙が出る。
カラフルでポップなロンドンの街並みや、全部子ども部屋みたいな家が素
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.0

優秀な才能は人種や性別ではなく、その才能が何千、何万分の一の確率で存在するかという分母数の多さによる。才能を見出だす可能性を増やすために、その対象範囲は人種も性別も超えて広い方がいい。
史実として黒人
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トッツィー(1982年製作の映画)

3.5

仮面を1枚かぶることで、うまく表現できることってあるよね。
ダスティン・ホフマン演じるマイケルが、なかなかのダメ男で結構クズなんだけど、女性を演じることで思いもよらなかった視点を手に入れて、男としての
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.0

軽いコメディで時間つぶしのつもりで見て、後半ずっと泣いてた。
計画通り、筋書き通りを繰り返しても、毎日はドラマに満ちて予想外の展開を見せ、だからこそ明日への希望をもち続けられる。

ループに戸惑いそれ
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CUTIE HONEY TEARS(2016年製作の映画)

2.3

西内まりやが綺麗かった。石田ニコルも美しかった。以上。

おんなのこきらい(2014年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

男の人は仕事が自分の価値、女の子は容姿が存在意義。乱暴にステレオタイプで切り分けるとね。
長い髪、細い手足、艶めくリップに翻るスカート。「かわいい」「カワイイ」それが勲章で、生きる証で、ガチガチの鎧の
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ウォルト・ディズニーの約束(2013年製作の映画)

3.3

観ていてつらかった、とても。
夢も魔法も、つらい現実を覆い隠すスプーン1杯のお砂糖にすぎない。砂糖に甘えて溺れ、残酷な現実が顔をのぞかせる。
それでも、過去を変えることも救うこともできないけれど、スプ
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プリティ・プリンセス(2001年製作の映画)

3.2

取り立ててどうと言うこともない映画だけれど、良くまとまってはいた。
使い古された設定とすりきれたストーリー。ティーン向けの王道ロマンチック・コメディ。

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々(2010年製作の映画)

3.2

まったく納得いかーん!!
あそこで「クソったれ!」って殴り飛ばすぐらいしてほしかった。
神のネグレクトによる悲哀や苦悩を解決しないと、ひねくれてしまったルークも浮かばれないやん…。

全智全能の神々は
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LIFE!(2013年製作の映画)

4.0

世界はあまりに広く大きく美しい。その中でジタバタする私たちなんて、ちっぽけなアリがもがいているようなもの。
でもその一歩を踏み出して、前へ、世界を開いてみれば、すべてを放り出すように振り切ってみれば、
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四月物語(1998年製作の映画)

3.0

いじいじ、もじもじ、うじうじ、イライラしてしまった。
映像はいちいち綺麗で、映像がいちいち綺麗なだけの映画。
恋に恋する典型的なおぼこい少女。思いこみだけで突っ走り、それだけが心の支え。その他のことは
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

3.6

いたたまれなくて観るのがつらいシーンも。
周囲を飛び交う言葉も文字も理解できないと、不安で怖いよね。焦ってパニックになっちゃう気持ち、よく分かる。
冷たくあたったり嘲笑する人もいれば、さりげなくサポー
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

4.0

ちょ~う格好いい! もちろんフォー・ホースメンがね、ディランじゃなくて。
嘘でもトリックでも何でもいい、さらりと出し抜いて頭をかち割られる衝撃を味わいたいだけ。期待を裏切らないヒーローものみたい。続編
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パターソン(2016年製作の映画)

2.8

後半の静かなドラマは良かったけど、前半が退屈すぎて眠くて、一瞬意識を失った。

ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの詩"This Is Just to Say"は私も大好きな作品で、思いがけず立ち現れ
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タンポポ(1985年製作の映画)

3.8

山崎努演じるゴローさんが格好いい、漢くさい映画。暑苦しい男どもが、その中で飄々と天然ふりかざすタンポポにはどぎまぎして踏み込めないでいるのが愛おしい。
食べることは生きることで、食事の支度は生きる務め
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.5

元気になれる映画代表。
小さな体にはち切れんばかりの疑念と好奇心を湛えて、全力でロックする!
生意気な子ども達が辛辣にツッコミながらもピュアに騙されて付き合ってやるのが可愛い。無責任なウソに救われて、
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.0

DJカーチェイスでテンション上げ上げ⤴ 爆音カーステレオでぶっち切り。確かにこれは、劇場音響での鑑賞推奨だわ。4DX環境で観られる人うらやましい。
あの生活ノイズまでトラックを構成する要素になる感じ、
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黒崎くんの言いなりになんてならない(2016年製作の映画)

2.0

中島健人くんかっこいいし小松菜奈ちゃん可愛いけど、想像に違わぬクソ映画でした。
くだらないアイドル映画を観たかったとしても、これはさすがにツラい。

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