えりーぜさんの映画レビュー・感想・評価

えりーぜ

えりーぜ

感想をつづるのが楽しくなってきた今日この頃。
文学への憧れをくすぶらせている表現者の端くれなので、感傷的なコメント多め。
三木聡監督作品の登場人物として生きたい。

映画(424)
ドラマ(18)

Emma エマ(1996年製作の映画)

3.0

傲慢で無邪気で鈍感なエマ。愚鈍なハリエットとミス・ベイツがかわいそうで、見ててつらかったな。
自尊心が傷つけられるのを認めまいと強がるエマには、すごく共感できる。好意を抱いていた男性が他の女性と結婚す
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.5

ふむ。
普通に平凡に生きるのって難しいことなんだなぁ。それぞれがそれぞれ問題を抱えてて、それはどんな家庭のどんな人にもあり得ることで、なんか分かる。
自己嫌悪と自尊心と、それを鏡としての友人や子どもへ
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アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(2016年製作の映画)

3.2

冒頭は「鏡の国のアリス」をなぞっているものの、全体は時間旅行の物語。本作のテーマは家族愛。
前作がひどかったので、それよりは映画としてマシな作品になってる。相変わらず白の女王の性悪加減にムカつくけれど
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.5

ほのぼのおいしそう。
生きてるだけでお腹は空くしさ、好物がなくなったら世界の終わりみたいな気分になるしさ。今日はあれが食べたいとか、この前食べたあれがおいしかったとか。
人生はそんな思い出の連続だ。

ベスト・フレンズ・ウェディング(1997年製作の映画)

3.8

ジョージ大好き!
別れた恋人が他の女と結婚するとなったら急に惜しくなって、ドロドロ嫉妬まみれ。「私の方が彼をよく知ってる」「彼も私を愛してるはず」「私の方が彼を幸せにできる」
惨めでみっともなくて、見
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ワンダーランド駅で(1998年製作の映画)

3.2

運命なんてございません。
これは、紆余曲折あってすれ違い続けた運命の2人が出会う話じゃなくて、無数にある毎日のすれ違うような出会いの話なんだよ。と、私は思います。
はてさて、エリンとアランは幸福なカッ
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高慢と偏見とゾンビ(2015年製作の映画)

3.3

『高慢と偏見』はどの媒体で、どの文脈で見ても最高! 確かにB級映画には違いないが、思ってた以上に「高慢と偏見」でニヤニヤしてしまう。
私的ベストシーンは、ダーシーの熱烈な求愛を拒絶するエリザベス。いや
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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

3.0

おいおいおーい。ちょっと突っ込みどころが多すぎて、何からコメントすれば良いやら…。
特殊メイクの技術が上がってる割りにぬいぐるみ感の強いクリーチャー達。寵姫に甘んじるレイア姫のお色気コスプレ、舌を噛み
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華氏451(1966年製作の映画)

3.8

設定に惹かれて鑑賞。いや、思いの外おもしろかった。
「幸福のためには万人が同じでなくてはいかん」「考える暇を与えるな、幸福であるために」知識と思考、幸福論にはなるほどと思うところもあった。
この作品は
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.2

ふむ。実話が基だから仕方ないけど、映画としてはストーリーの起伏に欠けるな。
エニグマ解読までのドラマに焦点が置かれているが、その後の葛藤の方が重かったろう。自らは銃を構えずして人の生死を振り分ける。人
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

3.2

IVとVの間に何があった…。
監督変更があったことも大きいだろうが、この空白期間の間にストーリーが大きく転換している。ルークのレイア姫への恋心は憧れや家族の親愛の情に近いものへと後退し、恋愛より友情を
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スプラッシュ(1984年製作の映画)

3.3

美しい物語ですねぇ。
マジソンが本当にきれいで、人魚の設定も納得できる。
フレディ、典型的なダメ兄貴のクズ野郎かと思ったら、めっちゃいい奴。というか、根っからの悪人がほとんど出てこない。
アランの人間
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プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

3.3

最初は造りやタッチが雑かなーと思ったけど、魅せる魅せる。
くるくるグルグル、目が回るような色彩の渦。ファンタジックな調べにのせて、コミカルに愛を描く。ロマンティックで真っ直ぐで、素敵な作品でした。

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

3.2

男の子の冒険物語って感じ。
公開当初に相応の年齢で観ていれば、もっと純粋に楽しめただろうけれど、今では色んなことを考えすぎてしまう。
なんの絆もなしに敵味方の区別をつける感覚が分からない。(壮大な物語
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セッション(2014年製作の映画)

3.8

息を止めて観てた。
「自由に楽しんで」がもてはやされる時代にあって、精密さと正確さを求めた軍隊式の訓練。これを肯定はできないけれど、正しさ=美しさを追求する視線はどんな分野にも共通するんじゃなかろうか
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ガリバー旅行記(2010年製作の映画)

2.8

超くだらない映画。気晴らしに観るにはちょうどいい感じ。

ロジャー・ラビット(1988年製作の映画)

3.2

トゥーンタウン最強(笑)
アニメと実写を融合させながら、意外なクオリティの高さ。まず世界観が面白いから、おんなじ設定で誰か映画つくってくれないかな。権利関係が難しいのか。この盛りだくさんのハチャメチャ
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クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ(2017年製作の映画)

3.0

クレしん映画黄金期に育った世代としては不満が残る、けれども、家族の絆や友情はきちんと描かれてた。
ひろしやみさえの、子どもになっても変わらず我が子と家族を守ろうとする姿や、春日部防衛隊のパワフルな信頼
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デーヴ(1993年製作の映画)

3.4

頭脳が大きくなると、身動きがとれなくなる。
大統領とか政治家に限った話じゃなくて、普段の仕事でもそう。知れば知るほど、関わる人の数や問題の多さに途方にくれ、目をつぶって現状維持で乗りきろうとする。
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

3.2

おとぎ話のその後。
運命の出会い、すれ違い、再会、のその後。

「めでたし、めでたし」「いつまでも幸せに暮らしました」のその先は、どうしたってロマンティックにならない。
2人は結ばれない、うまくいかな
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.5

あぁぁ。
ジェシーの視線や口元や全身から「好きだ好きだ」って気持ちが溢れてて、苦しいぐらい。セリーヌはそれをはぐらかすみたいに拒絶するみたいに視線を外す。
でも、本当に忘れてたら会いに行かないよ。何か
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アナと雪の女王/家族の思い出(2017年製作の映画)

2.3

蛇足。おまけ続編にしては長すぎる、中身がない。
アナ雪でウケるスピンオフ作るなら、エルサの花婿探しやな。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.2

きちんと感動させてくれるし、エンタメ要素満載でカラフルで幻想的で教訓に富んでて、さすがのディズニー×ピクサーって作品。
でも、個人的には好みじゃなかったな。
明るくユーモラスに描かれてるけど、リアルに
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

3.2

シビアな現実はどこか他人事で、車窓風景のように通りすぎる。
だけどそれは、まっすぐに受け止めるにはつらすぎるから、目線を反らしてやり過ごしただけなのかも。ふとした瞬間によぎる怒りや哀しみ。
子どもは親
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.2

びっくりした、名作だ。
色々書こうと思ってたんだけど、映画の中で2人がほとんど説明してくれたから、書き加えることなし。

インテリ美女に対する引け目とか、それを隠そうと必死に幼稚な哲学をひねり出す様子
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.8

前半はとても見ていられなかった。ダサくて、モサくて、痛々しくて。
中盤から突如として歌唱力と演奏技術が上がる。あの、TVをながら見してて不意に名曲が耳をかすめて顔を上げる感覚に似てる。捕まった、ジョン
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.8

早口でしゃべるのは、相手が話し終わらないうちに遮るように否定するのは、別に怒らせたいわけじゃないんだ。バカにしてるつもりはないよ。バカだなぁとは思ってるけど。
相手の何気ない返答にも、その思考や感情が
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四月は君の嘘(2016年製作の映画)

3.0

映像と雰囲気は○。
空気に靄がかってうっすら輝くような、世界に光の粒が舞ってキラキラ眩しいような、そんな空気感。
春の空、校庭の部活の声、ぼんやりと幸福な青春のきらめき。
きらきらと切ない映画でした。

パラノーマン ブライス・ホローの謎(2012年製作の映画)

3.0

ライカのストップモーションアニメは、メイキング映像が最大の見どころ。
目新しさはないけど、映像技術は文句なし、物語もまとまってて良かった。
ホラー要素を入れたユーモラスなダークファンタジーっていう路線
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ハイスクール・ミュージカル(2006年製作の映画)

3.2

恋・友情・努力、青春ドラマの王道。
嫌がらせをする意地悪なライバルと和解するのも、サブキャラ内でロマンスが発生するのもお決まり。
この王道テーマをぎゅっと詰め込んでキラキラ眩しいドラマに仕立てるのは、
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

2.5

痛い、熱い、よく分からん…。
燃え盛る(Why?)砂嵐に突っ込んでも死ななかったり、お腹刺されても死ななかったりするくせに、コロンコロンと転がるように死んでいく雑魚キャラ達。
資源がないのにその装備は
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

2.3

うーん、私にはよく分からなかった。
だらだらグズグズと同じ話の繰り返しで疲れたな。
ウジウジと理屈っぽく未練がましい主人公が自分とダブって、自己嫌悪。

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.8

人生が、命が、キラキラと輝いてまぶしかった。
1日を2度繰り返すように生きられたら、気づかなかった事に気づけるかしら。他愛ない会話、とっさに励ますジョーク、隣で眠る暖かさに。
これが最後かもしれないっ
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ゲド~戦いのはじまり~(2004年製作の映画)

2.8

それなりにお金をかけて、頑張って作ってる。けど、原作からの改変や省略が目についてしまう。
「名なき者たち」は邪悪な魔物じゃなくて、善とも悪とも名付けられぬ混沌とした人間そのもの、みたいなものなんだけど
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.5

うぅ…、気持ち悪い。
好きではない、はっきりと。観ててしんどかった、が、目が離せなかったのも確か。
救いがなくてツラくてしんどくて、でも当然の報いだという気もして、イライラむかむかしながら観てた。

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