芹沢由紀子

スターシップ・トゥルーパーズの芹沢由紀子のレビュー・感想・評価

4.7
これも最も好きな映画の一つなので、高得点にしてます。
ロボコップで好きになったヴァーホーベン作、2つ目の体験でした。これを青春時代にタイムリーに見れて私は幸せ者です。設定資料集も手に入れたけど、もううっぱらったかも。もったいない。
マンガ「テラフォーマーズ」を読んだとき、この作者がこの映画大好きなのだろうとうれしく思った(定かではない)。

まず、原作が「宇宙の戦士」というクラシカルな小説らしく、映画は近未来っぽい設定にしたはずなのにどこかやはりビンテージ感が満載で、不思議な設定です。

ドリカム状態の(3人態勢の時)幼馴染たちという設定、宇宙船、メカやエンブレム、ユニフォームがくそダサい(小学生向けの特撮戦隊ヒーロー並みに安っぽい)→これは制作サイドがわざとそうしたっぽい。
日本のクリエイターに発注してくれればよかったのにと当時は思っていたが。

ところどころに挟まれるコマーシャルの作りがいかにもヴァーホーベン風味が効いていて笑える。

キャストたちの顔が100回くらい整形した人みたいにマネキンぽい。

裕福な彼らが、宇宙生物と戦うために地球を後にし、最前線に赴くわけですが、そこからの戦闘に度肝を抜かれる。
訓練でもあっという間に兵士が死ぬ。

軍曹もかっこいいし、女性兵士の役のディナ・メイヤー若くてかわいい!のちにキアヌ・リーブスの「JM」にも戦う女の子の役で出てましたよね?
以下はネタバレなので、ご注意ください
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虫たちとの戦いで、人の手足もげ飛ぶ描写はとてもエグイ。
虫が大群で襲ってくるシーンを見た時の絶望感はひどい。エイリアン2、で天井から99体のエイリアンがうごめいてるのを見た時と同じ!。
でも、やっつけれた時のやってやった感、スッキリ感がすごい気持ちいい。
ラスト、出世したニール・パトリック・ハリスが、ナチスを思わせる軍服で現れた時はクールすぎてはうん!!ってなった。何度見てもよい。

続編がたくさんあるけど、とりあえず2は見なくていいです。低予算でグダグダです。
3は忠実に1の続きなので、キャストも同じだし、まあ2よりましです。他のはまだ見てません。
芹沢由紀子

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