しゅんや

地獄の黙示録のしゅんやのレビュー・感想・評価

地獄の黙示録(1979年製作の映画)
3.5
これまでいくつも戦争映画を観てきていますが、まだ名作と言われている本作は観ていなかったので鑑賞。

前半と後半で映画の雰囲気がガラッと変わっていて初めての体験をすることができました。

前半の戦闘のシーンはめちゃくちゃ凄かったですね。
ワーグナーが流れる中でヘリから機銃掃射やナパーム弾を打ち込んでの爆発だったり迫力が異次元でした。

後半はウィラードがカーツ大佐を探すパートになり、普通なら任務を遂行しますとなるはずが軍人たちは皆人を殺しているのになぜカーツ大佐はダメなのかという何が正義か分からなくなっていくところが他の戦争映画にはなく新しいなと思いました。

また全編でナレーションが入りウィラードがどんなことを思ってるかを説明してくれていたので何を考えているのか分かりやすかったですね。

そしてカーツ大佐の王国に着くまでの哨戒艇で川を上るシーンで、退屈になりそうなところに色々な出来事が起こりそこで戦争の悲惨な部分を見せてくれてこれは戦争映画であることを実感させてくれました。
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