超空間コベ

RIKI-OH/力王の超空間コベのレビュー・感想・評価

RIKI-OH/力王(1991年製作の映画)
4.0
猿渡先生の原作を実写化した、バイオレンスマッスルスプラッター全開でお送りする人体破壊劇場。

腕や脚をスッ飛ばす手刀!体をブチ抜き、頭部を木っ端微塵にブチ砕く拳!
「一撃必殺」「粉骨砕身」とは、まさにこういう事を言うのだッ!!☆
自ら引きずり出した腸で、相手の首を絞める荒技(!)は、敵ながらアッパレだ。(笑)

見事な肉体美を披露する主人公役のルイス・ファンといえば、『イップ・マン 序章』に出てきた伊武雅刀似の道場やぶりが記憶に新しい。
ドニー・イェンとの立ち合いがキレキレな技の応酬だったのに対し、この作品においては、ほとんど「技」らしきモノが見られない。「力王」の名が示す如く、「チカラ」こそが全てである。☆

師匠は丹波哲郎先生。その修行方法は、引っこ抜いた墓石を矢継ぎ早に投げつけて、体中のあらゆる部位でドッカンバッカンとブチ砕かせるというものだ。
技はチカラの中にあり!とにかくチカラだ!
有無をホザかす隙なんぞ、微塵たりとも与えるな!!☆

刑務所が舞台なのだが、主人公・力王にとっては、鎖とか檻とか壁とか、全く意味を成しておらず、ハッキリ言えば、脱獄しようと思えば何時でも出来る。(笑)
だが、そうはいかない。
許せぬ悪は、キッチリとブチ殺しておかねばならないのだ…!☆

クライマックスでは、いきなり魔獣の如くビルドUPするラスボスに度肝を抜かれるぞ!
もはや魔界レベルに達した戦いに、勝利できるのか?力王!(笑)
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