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ダブルチームの一人旅のレビュー・感想・評価

ダブルチーム(1997年製作の映画)
3.0
ツイ・ハーク監督作。

妻子を守るためテロリストに立ち向かう元CIA工作員の活躍を描いたアクション。

香港映画界の雄、ツイ・ハークがハリウッドで撮ったアクション映画で、元CIA工作員の主人公が、危険なテロリストに誘拐された身重の妻を奪還すべく、イタリア・ローマに飛んで熾烈な闘いを繰り広げていく様子を描いています。

「ダブルチーム」のタイトル通り、主人公が胡散臭い武器商人とタッグを組んで敵勢に立ち向かう―ラスト30分から“バディアクション”となっていて、銃撃戦、爆発、格闘…と多彩なアクション&共闘シーンで魅せてくれますし、監督がツイ・ハークだけあってカンフー的挙動も取り入れられています。

主演は90年代がキャリアの最盛期だったベルギー出身のアクション俳優:ジャン=クロード・ヴァン・ダムで、主人公の相棒となる武器商人をNBAのスタープレイヤーだったデニス・ロッドマンが奇抜な風貌でコミカルに演じています(ただし、その年のラジー賞にて最低助演男優賞&最低スクリーンカップル賞のW受賞という不名誉)。身長203cmのロッドマンと175cm(諸説あります)のヴァン・ダムが二人並ぶと身長差が際立っていますが、見た目の筋肉量ではヴァン・ダムが圧倒しています。そして、宿敵をミッキー・ロークが演じていて、剣闘場を舞台にしたクライマックスの直接対決ではヴァン・ダムと肩を並べるほどの筋肉モリモリ上半身を見せつけてくれます。

蛇足)
ローマの古代剣闘場での対決は、ブルース・リーvsチャック・ノリスでお馴染みの香港アクション『最後のブルース・リー/ドラゴンへの道』(72)のオマージュに見えました。
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