はやし

下妻物語のはやしのネタバレレビュー・内容・結末

下妻物語(2004年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

面白すぎる。楽しすぎる。
エンタメへの振り切り方が素晴らしい。

テンポが良くてずっと楽しかった。バックグラウンドを汲み取らせるではなく、直接説明しちゃう潔さもアイデアと遊び心があって良かった。

ファッションが主軸にあるので服装が良いのは勿論だけど、美術と画面の色味も凄く好き。御伽噺のような色味は、ロココの可愛さに憧れる女の子のふわふわさと絶妙にマッチしていて最高だった。でありながらも、ヤンキーがいたり、牛久大仏がいたりというのはファンシーで御伽噺のような世界観には異物すぎるんだけど、その異物感が楽しくて最高。
ずっとふざけ倒してるのに、映像が本当に最高で、近いうちに下妻旅を決行したくなった。します。

バカが溢れてて最高。
イチゴが桃子蹴るときぶっ飛びすぎなのが結構ツボだった。パチンコ屋での一角獣の龍二の登場シーンも最高だった。
最初のジャスコで洋服買ってる皆さんのシーンも面白かったし、それが後の金言「お前が作らなきゃそれ着たい人どーすんだよ!ジャスコで済ますしかねえじゃねえかよ!」に繋がってきて最高。(創作する立場の人間として座右の銘にしたいくらいの金言。)
ベル○ーチとユニバーサル○タジオにいちいち規制音入れるしつこさもツボ。

最後の『地獄の花園』的展開も最高だった。何となくお父さんが閻魔かな?と予想してて、(だからバッタモン作れるし、桃子は刺繍上手いし。)最後もしかして竜ヶ崎家のDNAパワーで桃子ひと暴れする?と思ってたところで案の定桃子が覚醒してくれて、待ってました!と大歓喜。
はやし

はやし