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ブルーノのKのレビュー・感想・評価

ブルーノ(2009年製作の映画)
3.3
気になっていた作品。サシャバロンコーエン演じる“ブルーノ”というキャラクターが主人公。設定はフィクションだけど中身はドキュメンタリーという変わった構造。夢はセレブになること。ときどきドラマパートが挟まれる。ファッションショー。中東和平交渉。拉致。タレントの親。軍。ムチ。格闘場。「My Heart Will Go On」。良くも悪くもどこまで本気でどこからふざけているのか分からない。ただ、ふざけてやるにしてはどれも危険度が高く熱量は感じられた。概要を読む限りブルーノとルッツ以外の反応はリアルらしい(やらせではない)。合唱に登場するアーティストの方々が大物すぎてびっくり。これを見るとマイケルムーア監督が真面目に思えてくる。なんとなく電波少年を思い出すノリ。皮肉たっぷりな80分間だった。
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