史上最悪の映画監督と言われる、エド・ウッド監督の作品。
(ティム・バートンの「エド・ウッド」も併せて観るのがお勧め)
テーマは、性同一性障害や両性具有、異性装など、当時には斬新な内容だったのではないかと思う。
実際にクロスドレッサーである監督自身の表現が中心なため、性同一性障害に関しては「性別適合手術をすればハッピーエンド」という短絡的な扱いが気になった。
ただ、社会に対する問題提起、同じ人間であるというシンプルなメッセージはよく伝わった。
以下ストーリーについて。
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○グレンのストーリー。
グレンは女装趣味をもち、女装の時はグレンダになっている。恋人バーバラと結婚したいが、彼女を失う不安から、そのことをなかなか打ち明けられない。
本人の精神世界を描いているのか、象徴的なシーン?が長かった。インパクトはあるが、時々意味不明。
○アランとアンのストーリー。
こちらは両性具有であるアランが、心と身体を一致させアンになる話。ハッピーエンド。
グレンとアランの違いを明確に述べつつ、グレンがバーバラの愛により幸せを掴む、期待膨らむラスト。エドの願望と重なる。
世界中にいる不幸なグレンたちが、幸せになりますよう。