Napponさんの映画レビュー・感想・評価

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インセプション(2010年製作の映画)

4.2

発想、構造、ストーリー、映像のおもしろさで、非の打ち所がない完璧さ!
壮大なスケール感に圧倒された。

主人公は、コブ。彼は、人の夢に入り込み、潜在意識からアイディアを盗む"エクストラクト"のプロとし
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スクール・アローン(2018年製作の映画)

3.3

クリスマス休暇に入った学校に取り残されたイジー、そんな学校にやってきたのは泥棒達。

ホームアローンほどの仕掛けはなく、あれだけの設備や部屋、物があるのに活かしきれなかった印象。

イジーとレイの友情
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バスケット・ケース(1982年製作の映画)

3.9

What's in the basket?

ジャケ写とタイトルでストーリーは予想がつくため、どれくらい楽しめるか期待して鑑賞。耳につくチープな音響、ストップモーション、顔芸、ホテルの人々、バスケット
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悪魔のシスター デジタルリマスター版(1973年製作の映画)

4.1

デ・パルマカットをスクリーンで観られる贅沢さ!
クスリと笑えるシーンがありながら、捻りがきいた展開と臨場感がある描写はさすがで引き込まれた。ラストの絶望感と、ほんの少しの救いというか笑い。

ヒッチコ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

原作はパーシヴァル・エヴェレットの「イレイジャー」
奥深いおもしろさ、温かいストーリー。

人種差別への配慮をしようとするがあまり逆差別になっているという現実、メディア批判等、切り口が非常にうまい。
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トルテュ島の遭難者たち 4Kレストア(1976年製作の映画)

4.2

若かりし頃のジャック・ヴィルレが新鮮!

破茶滅茶なバカンスでおもしろかったが、特に前半のアップテンポな流れが素晴らしい。何せ長いため途中緩む感じはあり、痴話喧嘩の多さや唐突のモノローグに戸惑いはあっ
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アデュー・フィリピーヌ 2Kレストア(1962年製作の映画)

4.1

青春の一幕。
なんだか眩しい、バカンス。

モノクロながら照り付ける太陽が美しい。ジュリエットとリリアーヌのあどけなく可愛らしいこと!と思っていたら、後半の少し大人に近づいた雰囲気が何ともよかった。
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サイレント・ナイト(2021年製作の映画)

3.6

人類最期のクリスマスパーティー。
ラストがよき!

舞台はイギリス。人類を滅ぼすとされている猛毒ガスが明日到達しようとする中、毎年恒例のクリスマスパーティーを開いた、ネルとサイモン夫妻。
猛毒ガスによ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

まさにNOPE!
終わった瞬間のタイトルが、よい締め。

これといった感想がなくて申し訳ないが、それなりに楽しめた。
ゴーディも含め、生き物を支配した気になっている人間への批判だろうか。

オーメン/オーメン666(2006年製作の映画)

3.7

流行りのオーメンがとにかく観たくて、リメイクに手を出してしまった。
666の秘密がわかり、スッキリ。

青い瞳が美しかった。
オリジナルへの期待値が高まる!

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.7

年1のコナンで少しずつキャラを知る。
(去年は黒の組織を学ぶ)
今年は怪盗キッド!

他のキャラクターもお馴染みとは知らなかったためファンの方々ほどテンションは上がらなかったが、十分楽しかった。

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リサと悪魔(1973年製作の映画)

3.8

オルゴールの音色が印象的。
ラスト5分がなければ、もっと好きだったかもしれない。なぜそうなった…?

主人公はリサ。
イタリアの古都へ観光にやってきた彼女は、いつの間にか迷子になってしまう。町には人影
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No.10(2021年製作の映画)

3.5

とてもくだらなかったが(半分くらいは褒めてます笑)、ラストの昇華っぷりは嫌いではない。
何かと吸い取られ、鑑賞後は力が抜けた。
盛大ないたずらといったところ。

あれこれ種蒔きをした前半がどれほど必要
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ピカチュウとイーブイ☆フレンズ(2013年製作の映画)

3.3

イーブイの進化系をおさらい。
ニャースが作るピザが美味しそう!

メロエッタのキラキラリサイタル(2012年製作の映画)

3.3

すみっこぐらしっぽい語り。
ポケモンマスターでない自分でもわかるポケモンがたくさん出てくる!

努力が報われないニャースを応援したくなる。

劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと白き英雄 レシラム(2011年製作の映画)

3.4

マカロン好きなポケモン。

2作品同時公開とは知らずに鑑賞した。ほぼ同じ内容らしいため、一つで十分。

アンテベラム(2020年製作の映画)

3.8

この並走するストーリーがどう交差するのか…ん?時代ジャンプした?
ラスト30分まで全体像を潜め、そこから怒涛の回収!
違和感をそのまま温めておくとわかる。

奴隷シーンは見ていてつらく、心を抉られた。
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殺しが静かにやって来る(1968年製作の映画)

4.1

傑作!
雪深く厳しい寒さの中、走る馬達が美しかった。壮大な自然に圧倒されると共に、人間達の生き様が虚しさを誘う。
モリコーネの音楽が、雰囲気を一層盛り上げている。

舞台はユタ州スノーヒル。
ロコ率い
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失われた週末(1945年製作の映画)

3.7

依存症の恐ろしさがよくわかる作品。
「メリーゴーラウンドから降りられない」という表現が印象的。
アルコールが人生の中心となってしまい、意志ではどうにもならないことがよくわかる。


以下ストーリーに触
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スペース・プレイヤーズ(2021年製作の映画)

3.4

マイケル・ジョーダン出演の「スペース・ジャム」は未鑑賞だが、ストーリーには支障なし。
CG技術を駆使した映像がおもしろかった。(メイキングを観るとさらにおもしろさ倍増!)
3Dのルーニー・テューンズが
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.6

自然を超越した存在、精霊のストーリー。
ジャケ写とタイトル、長尺なところから、高尚で難解モノかと勝手に思っていたが、ライトテイスト。
(実はしっかり"恐怖エンターテイメント"と記載あり)

前半のシリ
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.8

心待ちにしていた新作。
D.クローネンバーグ監督ともまた違う、アイデンティティ揺らぐB.クローネンバーグ監督作品も好き。
(本作も含め、今のところポゼッサーが一番好み)

冒頭から不穏さ漂い、目眩がす
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アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

3.6

死霊館、アナベルシリーズ。後回しにしていたのをふと思い出して鑑賞。
2023年作のシスター以外はようやくコンプリート。

両親がいない間に、アナベルが大暴走!
フェリーマンはかなりシュールで怖さよりも
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.5

なかなか悪趣味!
ラスト30分は度肝を抜かれる展開でついていけない気もしたが、主人公ハーパーの妙に冷めた表情を見て、「そうなるよね」と、共感。
そんなラストが好き。
(ついでに、最後の最後まで気を抜か
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

さすがの大作。
プロットの組み方が素晴らしく、180分飽きることなく観ることができた。
ようやくの日本公開。原爆投下のプロセスや成功という表現に思うところはあるが、やはり観てよかったと思う。

原爆の
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.7

インディ・ジョーンズ、ようやく5作目まで辿り着いた。1981年から始まった本シリーズ(42年間!)の新作ということで、インディと同じく歳を重ねたハリソン・フォードの姿に感慨深さを覚えた。

前作からS
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シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

3.4

アクション多めのシャーロック・ホームズ。
久しぶりに原作を読みたくなった。

ヒントが少ないため、盛大に種明かしをされても爽快感は得られなかった。ホームズの観察眼が素晴らしいことだけはわかった、笑。

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.3

クリストファー・ノーラン、長編デビュー作。これを20代で撮るなんて、まさに天才!
監督らしい作風は既に確立されており、一瞬時系列迷子になりそうだったが、登場人物が少ないため比較的わかりやすかった。
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.9

フランス史なのに英語という違和感はあったが、比較的すぐに馴染めた。

夫カルージュ、夫の友人ル・グリ、妻マルグリットと、三者によるそれぞれの真実が語られるが、主体となる人物による差が非常に興味深かった
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

3.7

どこか懐かしさを覚えるような画の質感、色合いがよかった。

主人公は企業の清掃スタッフとして働く女性。息子は独立しており、17歳の娘と暮らしている。地下鉄で寝過ごしてしまい夜の町に放り出されてしまった
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.9

好きなのです、ウェス・アンダーソンが。
ストップモーションアニメになっても、安定のコミカルさ、情報量多めな画等、その世界観は健在!
もちろんキャストも豪華。

可愛らしいストーリーで、サクッと観られる
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ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版(2000年製作の映画)

4.3

ロングショットによる圧倒的な映像美と、パワフルなメッセージ。
幻想が現実になる恐ろしさは、巨匠からの警告にも感じられる。

冒頭は見たことがあるバーのシーン、タル・ベーラの世界にいることを実感する。ど
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ZOO(1985年製作の映画)

4.3

ストーリー、シンメトリーとアシンメトリーな構図、ナイマンの音楽、美術と、どれを取っても好み!
至福の時を過ごせた。

主人公は、動物行動学者のオズワルドとオリバーという双子。
ある日、二人の妻が乗って
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プロスペローの本(1991年製作の映画)

4.0

シェイクスピアの戯曲「テンペスト」をピーター・グリーナウェイの解釈で。ナイマンの劇伴、番号付きで章立てときたら、まさにグリーナウェイ。
ファンタジーな世界観にすっかり溺れた。

豪華絢爛な上に、動き一
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