メッシ

ミニヴァー夫人のメッシのレビュー・感想・評価

ミニヴァー夫人(1942年製作の映画)
3.5
戦時中のイギリスのある家族の話。

前半30分のお気楽な展開、畳み掛けるおしゃべりから、じわりじわりと戦火に巻き込まれていく様は見ていて苦しくなる。

ダンケルクの戦いも交えつつ、戦争の悲惨さを描いてはいるのだけれど、ラストの牧師のメッセージやドイツ軍に対するそれらのメッセージは決して反戦だけではない、目には目を的な主張を感じてしまった。
当時の感情からしたら仕方ないのかもしれないけれどソコは乗れなかった。

この人が非業の死を遂げるのだろうな、というフラグの裏をかく悲惨な結末には意表をつかれた。

全体的に見やすいところは流石のウィリアムワイラー。
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