カレス

エリザベスタウンのカレスのレビュー・感想・評価

エリザベスタウン(2005年製作の映画)
3.7
IMDb 6.3
ラブコメ・ロードトリップ
吹替版

ドリューは8年かけたスニーカーのデザインに失敗し、会社に10億ドルの損害を与えた。自死を決意したところに故郷に帰っている父の訃報が入り、自殺は"一時延期"にして故郷のエリザベスタウンへ向かう。旅客機(他に誰も乗っていない)の女性乗務員クレアは気さくで、エリザベスタウンへの道を教えてくれた。渡されたメモにはいつでも連絡できるように電話番号が書いてあった。


《ややネタバレ》インプレッション
たぶんストーリーの構成はきちんとしているんだろうけど、逸話がいくつも出てきて何を追って映画を見ればいいのか、分からない。
ロードトリップだと思ってたが、あっという間に故郷に着いちゃう。余談だけどその故郷は「小さなことを50年もネチネチ言い続ける」

帰り道がロードトリップ・ムービー的で楽しいのだけど、ゴールのヒントがないので、期待したものが出てくるという楽しさがない。物語は、自分である程度予想(期待)してその通りになると嬉しい。その通りにならないと残念か、あるいはもっと楽しい…と、ある程度筋道を布石や伏線で誘導してくれると良いのだが。この映画の1番楽しいところを期待させてくれていればもっと良かったのに、期待も予想もしていなかったので何か喜びようがなかった。

今思いついたが、またこの映画を見るとするとストーリーは知っているから、布石伏線なくても面白いかな。どうだろう。

実は、キャメロン・クロウ監督の「あの頃、ペニー・レインと」(原題Almost Famusが全然ウケる)を見て、この監督の感性は自分にはすごくよく分かる、と思っていたけど自信がなくなった。大筋はすごく良いけど、何回も言うけど、余分なストーリーが多いんだよなあ。

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