フィンランドの田舎でキャベツを作って生計を立てるユハとマルヤ。シュメイッカという都会の男が現れ、2人の関係に溝が生まれる。
印象的なシーン
・ユハの三輪バイク ユアサバッテリー
・都会の男の外車 でっかいスパナ
・自家製の蒸留酒でもてなすユハと隙を
見て鉢植えに捨てるシュメイッカ
・都会への憧れ キャベツの外葉むしる
・シュメイッカ再び 駆け落ち
アヒルは忘れず
・川に流れていく一輪の花
・シュメイッカの姉が迎えるも…?
・ユハ 戻らない覚悟
アキ・カウリスマキ監督の作品ですが、モノクロかつサイレントなので驚きました。
そしていつものカティ・オウティネン、流石です。前半の子供のような無邪気さと後半の都会での当惑と諦念の表情。
サカリ・クオスマネンも足の悪い朴訥な農夫を上手く演じていました。
劇伴も雰囲気がよくて歌の場面はそのまま歌が流れていい感じでした。
何を訴えたいのか考えると、失って初めて分かる愛情という事でしょうか。
若いマルヤはシュメイッカの魂胆に気づけなかったのはある意味仕方なかったのかも知れません。
監督らしい笑いは無かったですけど、テンポ良い展開でサクッと観られました。
面白かったです。