白い花びらの作品情報・感想・評価

「白い花びら」に投稿された感想・評価

白黒、ノーボイス。
BGMが全体的に昔のJRPG風に聴こえるのは私だけだろうか? 
これは明確にダメでしょ、劇伴使って感情刺激するならいつものやり方と変わんない。結末に至る冷酷さなら逮捕までワンカットで収めた『マッチ工場の少女』のボロ勝ち。
きゃほ

きゃほの感想・評価

3.7
音楽が大げさで全然サイレントではなくて笑う。独特の間はあまりなく、結末もいつもとは異なるテイスト。
感情はまなざしで表現されていたように思う。
20世紀最後のサイレントフィルムと銘打ったカウリスマキ作品。

田舎で暮らすユハとマルヤの夫婦。
そこにオープンカーで現れたのがシュメイッカ。
マルヤを誘惑して二人の仲を裂こうとする。

シンプルなラブストーリーではあるが、それもサイレントとなると変わって見えてくる。

そして話は意外な方向へと転がっていくため、いつものカウリスマキ作品だと思うと違う感覚を受けるだろう。
深緑

深緑の感想・評価

3.5
音楽流しっぱのサイレントムービーっていう見せ方は斬新。

世間知らずって怖い。
んな

んなの感想・評価

-
この内容でも、動けって言われたから動くみたいなプロの芝居が笑わせてくれる。独特な曲調も、終わる頃にはこれでなければと思わされる。
一人旅

一人旅の感想・評価

4.0
TSUTAYA発掘良品よりレンタル。
アキ・カウリスマキ監督作。

離れ離れになった夫婦の愛と哀しみを描いたドラマ。

フィンランドの作家:ユハニ・アホが1911年に発表した小説「Juha」を同国の代表的映画作家:アキ・カウリスマキ監督が映像化した作品で、それまでのカウリスマキ作品とは趣きを異にした、ほぼ全編が“モノクロ・サイレント映画”として撮られています。

田舎町で農家として生計を立てている仲睦まじい夫婦の元に、都会からやってきた初老の男が現れる。男は妻を誘惑し、それに騙された妻は夫を捨てて男と共に都会へ出る。しかし男は実際には悪党で、騙した妻をいかがわしい店に売り飛ばそうとしていた…というお話で、平和だった夫婦二人だけの世界に外部の男が侵入してきたことによる夫婦関係の危機と、それでもなお消え失せることのない夫婦の愛情を提示した哀しき愛のドラマであります。

カウリスマキは90分前後の比較的短い作品を撮る場合が多いのですが、本作にいたっては80分にも満たない小品です。その短い時間の中に、“失いかけて初めて気づく平凡な幸福と愛情の尊さ”を真摯に訴えかけています。都会と田舎、質素と洗練、嘘と真心、中身と外見、理想と現実といった劇中提示されるいくつもの対照の中から、人生を幸福に生きていく上で本当に価値あるものを浮かび上がらせていく作劇で、その“対照性”への拘りは平穏と不穏を明白に使い分けたバックミュージックにも如実に表れています。

異例のサイレント映画ですが、カウリスマキらしさも確かに残されています。悲劇のヒロイン役はカウリスマキ映画に欠かせない名優:カティ・オウティネンが演じていますし、監督のモチーフの一つである“一匹の犬”も夫婦のペットとして出演しています(ヒロインがタンスから取り出すアヒルのおもちゃも同監督『ハムレット・ゴーズ・ビジネス』で登場済)。そして今回は過去の名作へのオマージュ的描写も確認できます。そもそも作劇自体がムルナウの『サンライズ』の男女逆転パターンのような作りですし、川に流れる一輪の白い花びらは『旅情』を想起させます。そして、ごみ捨て場のラストカットにおいてはブニュエルの『忘れられた人々』の無情なワンシーンを思い起こさせます。
leyla

leylaの感想・評価

3.7
『コントラクト・キラー』と2本同時収録。
カウリスマキ監督のサイレント映画。音楽が、セリフや心情を補っています。

キャベツを作って売り、ささやかに暮らす夫婦の元に、都会から怪しい男がやってくる。その男は妻を誘惑し、都会へと連れ出してしまう。その男がイイ奴なはずもなく…

救いのない物語でした。
華やかな暮らしを夢見たけれど、幻だった。
大切なことは失ってみて気づくもんなんだと教えてもらった気がします。

最初の幸せそうな夫婦の描写からのゴミ処理場のラストシーン。ギャップが見事です。
血のついた斧がボトッと落ちるショットが強烈でその印象だけが記憶されてたけど、他のカウリスマキ作品いろいろ観てから、この役者がこの役をやってるんだとか、1998年にサイレントを撮ってたんだとか、そういう事情を踏まえるとまた面白かった。
犬せつない。
miku

mikuの感想・評価

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あんなに歳の離れた旦那だなどと蔑むシェメイッカも十分じじいで笑った。そもそもカティオウティネンが相変わらず娘さんっぽく見えない時点でお察し。まさかサイレント映画だったとは。音楽付きでほとんど常に音楽が鳴っているので、いつもの絶妙な間が失われている気がする。あの間が大好きなのに。ユハの後ろを追いかける犬が愛おしかったことはよく憶えているけど、音楽がなんとも煩くってそれ以外の情報がいまひとつ頭に入ってこないな。
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