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カバーガールのsonozyのレビュー・感想・評価

カバーガール(1944年製作の映画)
3.0
美しきリタ・ヘイワース。ほぼ観てなかったので、ジーン・ケリーとの共演作を。

ブルックリンの小さなナイトクラブのコーラス・ガールの一員ラスティ(リタ・ヘイワース)は、舞台監督で恋人のダニー(ジーン・ケリー)と、ジーニアスと仲良くしている。

メンバーのモーリンが見つけた、「Vanity」誌の特別号の表紙を飾る「Golden Wedding Girl」の募集にラスティもチャレンジ。
なんとかモーリンが候補に残るが、彼女たちのステージを観た編集者のジョンはモーリンよりラスティに引きつけられる。
ラスティは、ジョンが昔、一目惚れして結婚直前までいった女性と瓜二つだったのだ。(なんとラスティの祖母だった)

「Vanity」誌のカバーガールとなったラスティは人気を集め過ぎ、メンバーとの軋轢も。
大劇場の興行主であるノエルがラスティの美しさと才能に惹かれ、ラスティの引き抜きに動く。

ダニーとラスティ、二人はそれぞれ、離れ離れになる不安と、成功との間に揺れ動く・・

ラスティ、ダニー、ジーニアスの3人が、金曜の夜に行きつけのレストランのカウンターに並んで座り、苦手な牡蠣をオーダーし、食べずにパールがないか探すという不思議な習慣が面白い。

安定のジーン・ケリーは、もうひとりの自分とのダンスシーンなどさすが。リタもダンスもお上手と思ったら、両親がダンサーだそうで、本名もダンス魂注入されてるマルガリータ・カルメン・カンシーノなんですね〜。
マドンナの「マテリアル・ガール」のMVのインスパイア元みたいなダンスシーンも素敵。

様々なカバーガールと雑誌の表紙が順番に登場するシーンなども良かったですが、脚本/演出的にはいまひとつかな。
※このジャケ写のコスチュームは本篇内には出て来なかった(はず)。
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