ゴールデンハーベスト移籍後のジャッキー映画。ジャッキー映画の面白さが開花されたと言っていい。
孤児だったドラゴン（ジャッキー）とタイガーは武術道場で育ち成長したが、獅子舞大会でのタイガーの八百長により決別。
道場を出たタイガーに怒り八つ当たりする師匠をドラゴンは諭し、タイガーを探す旅へ。
悪の組織に加わったタイガーを連れ戻す。
免許皆伝としてもらった白の扇を持っていたせいでドラゴンはタイガーに間違われ警察に捕まる。
警察所長の息子がユンピョウ。この警察との遣り取りがかなり長い。コメディエンヌで面白いが、ぶっちゃけ話に関係ないからね。ただただドタバタ喜劇が長く感じる。
そして大ボス、キムとの対峙。ハプキドーのウォンインシク。こいつがスゲー。単純にアクションが上手いし迫力ある。強敵感がハンパ無い。足技のキレに手首関節の強烈さよ。あのバランスの良さは相当体感が強くないと出来まいて。
圧倒的な強さの敵に大逆転しての勝利。ラストバトルの長尺は本当に迫力ある。
鳥山明はジャッキー映画に多大な影響を受けてるそうだが、今作の強敵との格闘中に覚醒し圧倒的不利を覆す描写にその傾向が見れるね。
