珍獣

男達ばやりの珍獣のレビュー・感想・評価

男達ばやり(1931年製作の映画)
4.5
新宿武蔵野館で第3回カツベン映画祭で見た。

坂本頼光さんの活弁に笑い、宮澤やすみさんの三味線にシビれる。

ほぼ全員20代のスタッフで作った映画だそうで、若々しいというか何か色々ほとばしってて、それがまたチャーミングだった。

劇中何度も「男達(おとこだて)」について言及しそれが元でいざこざが起こり、最終的には情けない姿でのたうち回る様は、どこか「男らしさ」由来の意地や見栄の滑稽さや虚しさを描いているようにも見えて、ただただ勢いの良いだけの映画じゃないなと感じた。

歌舞伎が原作とのこと。元の作品も見たいな。
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