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脱走山脈のmhのレビュー・感想・評価

脱走山脈(1968年製作の映画)
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脱走した捕虜とゾウさんが、中立国のスイスを目指すいっぷうかわったミリタリーコメディ。
ミュンヘン動物園でゾウさんの世話をした戦時捕虜がいたのまでは実話で、脱走以降は創作とのこと。
ストーリーには関係ないけど、この映画のゾウさん「ルーシー」を演じた、「アイーダ」というゾウさんの一生が波乱万丈。オランダ・ロッテルダムの動物園でWW2の空襲を生き延びている。もう一本映画が撮れそう。
良かった部分はこのあたり、
・音楽は大御所フランシス・レイ
・ゾウさんならではのアクションあり
・終戦を見越したSS司令官、レジスタンス、主人公たち――つまり敵同士が国境越えで一致団結する熱いくだりがあった
わるかった部分は、
・マイケル・J・ポラードのキャラ濃すぎ(もちろんこれはいい部分でもある)
・コメディ色が強いのにちゃんとひとは死ぬので、こっちの受け入れボリュームの設定が難しい
・評価が高いので期待しすぎた
「脱走特急」とか「大列車作戦」あたりの名作を思わせる邦題をつけたのもマイナスポイントになってる。期待しなくて見たらもっと良かったんじゃないかなー。
面白かった!
mh

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