りょうた

暗い日曜日のりょうたのレビュー・感想・評価

暗い日曜日(1999年製作の映画)
4.5
第二次大戦前のブダペスト。ユダヤ人であるレストランのオーナーラズロとその恋人イロナ、雇われのピアニストアンドラーシュの三角関係。アンドラーシュがイロナの誕生日に「暗い日曜日」という曲を作曲して送ったことから2人は恋に落ちるが、ラズロは受け入れ3人で愛を共有する道を選ぶ。やがてその曲が有名になり世界中で大ヒットすると、レコードを聴きながら自殺する人が続出。アンドラーシュは自分が作曲したせいだと罪悪感に苛まれる。その頃、ナチスによるユダヤ狩りがブダペストにも迫っていた。
イロナも「暗い日曜日」のメロディーもブダペストの景観もとにかく美しく、ストーリーは愛、友情、裏切り、そして切ない別れと悲しく辛い話だけど、この雰囲気、胸にズシンとくる感じがたまらなく好き。冒頭に繋がってなるほどと思わされるラストも素晴らしい。
こんなにすごい傑作なのに観てる人少ない…
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