このレビューはネタバレを含みます
ジャン・ピエール・ジュネの長編デビュー作。
ということで後の作品に繋がる様な要素がチラホラあり、原液とも言えるドロっとした癖の強さもあり、な作品。
セットや小道具、設定、キャラクター等世界観を構成する要素はどれも魅力的で好みなのだがストーリーがおざなりな感じはこの頃から変わらず。
この作品に限らずジュネの世界観はデル・トロやギリアム、ウェス・アンダーソンとかに近い感じ。だけどもっと湿ってるというか、独特のエロスみたいなものがある。
『ロスト・チルドレン』は妙にハマったが今作はなんだかイマイチだった。あんまり違いはないのでこっちのコンディションの問題かもだけど。
カエルとナメクジの部屋が気持ち悪過ぎて(カエルがこの世で一番苦手)直視できなかった。