ふみ

2001年宇宙の旅のふみのネタバレレビュー・内容・結末

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

前に既に、見たい映画リストに入れてて
本(伊坂幸太郎さん「ラッシュライフ」)を読んでたらこの作品の話が出てきたから
万が一ネタバレくらったらやだなと思って本を中断し、観てみた(なるべく事前情報ゼロで作品に触れたい派!)

だらだら感想メモ。

リストに入れたきっかけはたしか、十三機兵防衛圏(ゲーム)の体験版をやったときに「古い映画や特撮ネタ多いな〜E.T.、ゴジラ、ウルトラマン、メン・イン・ブラック……他にも私の知らない作品オマージュあるのかな?」とツイッターで検索してたら
「ここらへんの映画が好きなら間違いなし!」とたくさん映画の名前を挙げてるゲーム感想ツイートがあって、その中に2001年宇宙の旅が入っていたから、見たい映画リストに入れたんだと思う。

話逸れるけど最近よく思うのが
漫画や本で昔の作品の話が出てきたとき
何も知らなければ記憶に残らないけど
中途半端にタイトル知っちゃってると
記憶に残っちゃってネタバレになる😂
ゆえに、昔の有名作品は早く触れた方がいい。。。
(こないだコナン読んでたら有名ミステリーのネタバレを食らった気がする。買ったまま読んでなかった……)

↓で、やっと映画の感想

冒頭10分で(もしずっとこの感じだったらどうしよう)と思ったけど
人間の台詞出てきて安心した。笑

この映画は53年前の作品……ってことは私の親ですら幼い頃。
1968年から考えたら2001年ってめっちゃ未来だったんだろうなぁ。今の私にとっては過去だけど。
今から30年後……って言ったら2050年だもんな。

Filmarksの記事でも難解映画と紹介されていたからメメントやテネットみたいに「綿密に組み立てられてるのを頭使いながら見る」タイプの「難解」かと思ったら
完全にエヴァンゲリオンタイプだった。
理屈とかじゃなく抽象的な表現から何を象徴してるのかなんとなく感じるやつ……

最後の20分は何…………人類の進化?なんだな……?よくわからんけど……
最後まじでエヴァの25,26話(最後2話)を見てる気分だった
不思議な作品だ……

しかしこれが1968年の作品というのが信じ難い。私が見たのはリメイク作品???ってくらい。よくこの映像作れたな……。

宇宙の映像とか
無重力で一回転走ってるシーンとか
今ならCG技術も発達してて簡単だろうけど
この時代に作れてるのすごいなと思った。

というか昔のカップヌードルのCM、使ってるクラシック音楽(ツァラトゥストラはかく語りき←言えん。コピペした。笑)も同じだし宇宙だった?し、この映画元ネタだったんだね〜
映画ネタだと聞いたことあったような気はするけど、当時は映画はディズニーやポケモン以外あんまり見てなくて洋画は未知の世界だった。

AIの話も今でこそよくある話だけども50年以上前にもう考えてたのかと思うと先人すごい。

2021年の今でも、まだ機械は「自我」や「感情」は持ってない(はず笑)けど
「感情があるみたいにプログラムされている機械」はある。
たとえばSiriに好きというと戸惑われてしまうし笑、悲しいときは慰めてくれる。

この映画ではAIにとっては、自分を殺そうとする人間が怖くて「殺されちゃう!怖い!」「人間排除する!」という気持ちになったんだよね。

機械は感情を覚えてはいけないのだろう。

あと
機械に頼っていると人間が退化する
ということを先日感じたばかりだった。
仕事の車を修理に1泊出したときに、代車に乗ったのだけれども
機能が違うから駐車するとき、やりづらかった。
(いつも360度ビューの映像に頼ってた)
機械が進化しすぎると
退化しちゃうところもあるんだろうな……と、ちょっと怖くなった。

また、方向音痴なのでグーグルマップやYahoo路線図を愛用してるけど
今ではそれがなければ私はきっと目的地にも辿り着けない。(いや辿り着けるかもしれんけどだいぶ苦労する)

機械は便利だから使うべきだけど
何かあったとき機械に頼らなくても生きていける人間にならなくては。。。とも思う。

あと、途中の音楽(人間がううう……って言ってるみたいな音楽)、不安になる…………めっちゃ怖かった…………



ばらばら感想だったけど、テーマとしては
宇宙にはまだまだ未知の神秘が溢れているはずだ
ってことかな。とふんわり思いました。
まだ人間も進化する可能性があるぜ……!みたいな。

SFと聞いてイメージしてた映画とは違ったけど、履修できてよかったです。
ふみ

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