このレビューはネタバレを含みます
1968年製作とは思えないほど映像が綺麗でそれだけで価値がある作品だと思った。
極力観てる人の感情を誘導しない感じ、カメラワークが動かず、無機質な感じ、無音、など演出が斬新過ぎて、ある意味宇宙にそのまま放り出されたようななんとも言えない不安が終始あった。また、登場人物が変にキャラ作りされていなくて、作中のリアルさを助長している。
ありえないと思う設定はあるが、ファンタジーとも言い切れない。
監督が描きたかったであろう"いのち"というものも、ある意味、ファンタジーに近いリアルなのかもと考えたりした。